阪急電鉄「PRiVACE」9300系に組み込む車両も2300系、今後の計画は

阪急電鉄は、京都線の座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」を2024年7月から開始する。新型特急車両2300系(8両編成)を1編成導入するほか、「PRiVACE」車両を6両新造し、既存の特急車両9300系の大阪方から4両目に連結。計7編成でサービスを提供する。

座席指定サービス「PRiVACE」は京都線の特急・通勤特急・準特急に導入。開始当初は1時間あたり2~3本でサービスを提供し、その後は新型車両を順次増備する。2025年頃には1時間あたり4~6本に拡大する予定となっている。

サービス開始に先立ち、4月16日に京都線の新型特急車両2300系と「PRiVACE」の報道内覧会を実施。質疑応答の中で、「PRiVACE」車両に関して「サービス開始の時点で7編成(2300系1編成、9300系6編成)在籍し、うち5編成で運用予定」「最終的に12編成まで拡大し、うち10編成で運用していく」と説明があった。

既存の特急車両9300系は全11編成あり、うち6編成の大阪方から4両目に「PRiVACE」車両を連結。9300系に組み込む車両も含め、「PRiVACE」車両はすべて2300系として新造され、機器・電圧等の各種調整の上で9300系に連結するとのこと。

今年度、8両編成の2300系は1編成のみの導入だが、今後も京都線特急車両の代替として増備を進める。時期はまだ先だが、最終的に全12編成を導入し、京都線特急車両を2300系に統一する計画だという。既存の特急車両9300系は車両改造等を行い、引き続き使用予定としている。

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