JR東日本、川崎駅西口開発で複合型まちづくり--20年春にエリア最大のホテルも

東日本旅客鉄道は5月18日、4月より準備工事等を進めている「川崎駅西口開発計画」について起工式を執り行い、本体建設工事に着手したことを発表した。ホテル開業は2020年春、全体完成は2021年春を予定している。

同計画は、国際的な先端産業・研究開発都市へと進化する川崎市において、「川崎駅西口大宮町地区 地区計画」(1999年12月決定)に基づき、同社変電所跡地と取得した複数隣接地を一体的に進める市街地再開発であり、 国際競争力や情報発信力をもつビジネス・宿泊・商業機能の大規模複合型まちづくりにより、川崎駅周辺の都市機能強化・歩行者ネットワーク及び回遊性向上を実現していく。

川崎エリアでの訪日外国人の滞在を促進するため、地域ブランディングに寄与するホテルとして、川崎エリア最大級規模の約300室の「ホテルメトロポリタン川崎(仮称)」の開業する。インテリアデザイン監修には、国内外の幅広い分野で活躍をしている「SUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd.」を起用し、やすらぎと華やぎのある空間デザインを実現。時間帯に合わせた多彩なメニューやテラス席などのバリエーションに富んだ客席のオールデイダイニングを計画し、迫力のあるオープンキッチンではライブ感と活気に満ちた食のシーンを演出する。

快適で豊かなホテル滞在のため、ミーティングルーム・ランドリーラウンジ・ジム等の付帯施設を充実させるとともに、開放感あるロビーカフェは「音楽のまち」川崎市の多彩な音楽文化を発信し、様々なイベントによって地域に新しいつながりが創られるような交流拠点を創出する。

さらに、こだわりのUrban Life Style を彩るサードプレイス型にぎわい施設・子育て支援施設として、オフィスワーカーや都市生活者に対し、多様なワークプレイスや交流・憩いの場を提供する商業フロア(飲食店等)を展開する。大人から子どもまで多世代の利用ニーズに対応し、こだわりの健康づくりをトータルサポートできるジム・プール・スタジオを備えた約4,000平方メートルの大型フィットネス&スパを構想。同社グループで進める「HAPPY CHILD PROJECT」の一環として、ビル内に約400平方メートルの保育施設を整備し、子育て支援から暮らしやすい沿線づくりを実現する。

2階レベルにて、近隣施設と接続する歩行者デッキや歩行者専用道路等の公共施設を整備すると共に、敷地北東=南西に通じる一連の雨除け動線を形成し、歩車分離による安全・快適な歩行者ネットワークの強化を図る。同デッキ上に2カ所の広場を計画すると共に、地域特性や生態系を生かしたランドスケープデザインとし、緑豊かな憩いの場を提供する。

また、川崎駅近接地において、基準階貸室面積 約800坪(総貸室面積: 約2万坪)・天井高2,800mmによる、川崎エリア最大級の大規模オフィスフロアを実現。快適で生産性の高いオフィスライフを提供するため、カンファレンス等のオフィスサポート施設や、屋上ラウンジ等のリフレッシュスペースを充実させる。

BCP機能強化として、非常用発電機や災害に強い中圧ガスによるガスコージェネレーションシステムにより、停電時には主要設備の他、専用部に15VA/平方メートル電源供給など、72時間以上の電力供給を可能とする。なお、ガスコージェネレーションシステムの導入や日射遮蔽を図る外装パッシブデザイン等の環境配慮計画により、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)にてSランクの取得を予定している。

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