全米女子オープン優勝・笹生優花選手に注目! まさに“努力の人” 驚きエピソードとは?
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜6:00~9:00)。6月7日(金)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「女子プロゴルフ! 笹生優花選手に注目」。ゴルフジャーナリストの舩越園子さんに解説していただきました。
◆全米女子オープンで優勝! 笹生優花選手はどんな選手?
アメリカ女子ゴルフツアーにおける5つのメジャータイトルのうち、最も歴史のある大会「全米女子オープン」。今年は、5月30日(木)~6月2日(日)にかけておこなわれ、日本勢は10位以内に5人の選手が入るという大活躍!
そのなかでも、見事優勝を果たしたのが笹生優花選手です。笹生選手が全米女子オープンを制覇したのは、2021年の大会以来、3年ぶり2度目。これで男女合わせて日本人としては初のメジャー大会通算2勝目となります。
ユージ:ゴルフジャーナリストの舩越園子さんにお話を伺いました。まずは、日本人選手によるメジャー大会優勝の歴史をおさらいしましょう!
舩越:メジャー大会を制覇したメジャーチャンピオンと呼ばれる選手は、日本人の場合は1977年に全米女子プロという大会で唯一優勝したのが樋口久子さんでした。そこへ突然、勝ったのが渋野日向子選手ですよね。全英女子オープン2019年に勝ちました。
その後、松山英樹選手がマスターズに勝ったのが2021年ですね。男子は男子ですごく層が厚いので、松山選手のマスターズ制覇も相当すごいのですが、メジャーは1勝するだけでも大変なことなので、2勝目はそうそうないとみんな思っていると思います。
そして、笹生選手は全米女子オープンを2021年に勝って「わー! すごい!」となったわけですが、そこでまさか一番最近メジャーで勝った笹生選手がまた2勝目というのは、本当に驚きですね。
吉田:今回の「全米女子オープン」では、最終ラウンドを首位と3打差の5位でスタートした笹生選手と、4位から出た渋野日向子選手がワンツーフィニッシュを飾るという最高の結果になりました!
ユージ:ちなみに「全米女子オープン」は、大会を主催しているUSGA(全米ゴルフ協会)がコースのセッティングをものすごく難しくすることで知られています。つまり、コツコツと忍耐強く安定したプレーのできる選手が向いているとされていて、舩越さんによりますと「まさに、笹生選手に向いているコース」とのことです!
◆幼いころからプロを見据えて猛特訓
吉田:そんな笹生選手のプレースタイルは、小さな頃からの積み重ねによって完成されたようです。
舩越:彼女には、遠くを見る部分と近くを見る部分の視線の向け方があると思います。彼女はフィリピンで生まれて4歳までフィリピンにいたのですが、5歳から日本に来ました。その頃にプロゴルファーを目指そうと思い、練習環境のいいフィリピンに行ったほうがいいよねということで、8歳からフィリピンに行きました。8歳の時点でプロになる将来をしっかり見ていたわけですよね。視線は遠くにやっている、だけども遠くや上ばかり見ていて足元が見えなくなってしまう、灯台下暗しのようになってしまうということではなく、日々の努力を重ねています。
これも有名な話ですが、おもりを足につけて歩いたり走ったりするという厳しい鍛錬をお父様から受けていました。とにかく地道な努力ですが、「巨人の星」の星飛雄馬のようですよね。ゴルフだけではなく、将来はアメリカに行って世界で活躍することを考えた際に、絶対に英語力はつけとかないと困る。英語はできたほうがいいということで、10歳から英語のレッスンに通って、3年間ゴルフの練習をした後に英語の学校に通っていました。とにかく努力努力ということをやってきたと思いますね。
ユージ:笹生選手とお父様のエピソードは有名ですが、本当に二人三脚で頑張ってきたのですね。優勝したときにお父様が横にいたのが印象的だと思っていました。最近では珍しいタイプのアスリートかもしれませんね!
吉田:ちなみに、笹生選手が日々の努力を重ねる姿について、舩越さんがすごくビックリしたというエピソードがあります。アメリカを転戦するときに、ほとんどの日本人選手はマネージャーやキャディー、トレーナーの人たちなどと一緒に移動することが多いのですが、笹生選手の場合はお父さんと2人で行動しているそうです。なぜ少人数で動くかというと、そのほうがなんでも自分でやろうとするので、自立心や行動力が生まれるとのこと。困ったときに解決策を自分で考えるようになればクリエイティビティーが養われる。それがゴルフに活きると考えるからだそうです。
ユージ:もう1つ、驚きのエピソードを伺いました。アメリカのとある空港に着いてバゲージクレームで荷物を受け取ったときに、普通はカートに乗せてレンタカーのシャトルまで行くのですが、笹生選手はカートを借りずに担いでいくそうで、その理由を聞いたところ「アメリカはカートが有料なので節約にもなるし、荷物を担げば自分の筋力も鍛えられるから」と答えたそうです。「そういう日々の努力が、彼女の強さの礎になっているのではないか」と舩越さんは話していました。
◆プライベートでは「かわいらしい女の子」の一面も
吉田:そんなお話を伺っていると、あまりのストイックさにちょっと敵わないなという印象を抱かれるかもしれませんが、プライベートでは意外な様子もみせるそうです!
舩越:実際にお話すると、めちゃくちゃかわいいんですよ。直接お話ししたときに知ったのですが、ときどき自分の一人称を「ユウカは~」と、名前でしゃべるときがあるんです。ゴルフからちょっと離れて普通のお話になると、かわいい女の子という雰囲気になるのが私はすごく好きで、その分オンとオフの切り替えも上手なのかなと思いますね。プライベートな部分の笹生優花ちゃんと、ゴルフをやるときの「アスリート笹生優花」は、だいぶ雰囲気が違いますので、そういうところは人間的な彼女の魅力だと私は思いますね。
ユージ:間違いないですね。人間的魅力はすごくあると思います。前回、優勝したときはまだ10代ですからね。そこで優勝したのもすごいですが、現在も若くて英語も話せて、まだまだ可能性があるすごい選手だなと思います。世界トップクラスの選手が多いなか、日本の女子ゴルフ笹生優花選手をぜひ注目してください。
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6月7日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
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<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
◆全米女子オープンで優勝! 笹生優花選手はどんな選手?
アメリカ女子ゴルフツアーにおける5つのメジャータイトルのうち、最も歴史のある大会「全米女子オープン」。今年は、5月30日(木)~6月2日(日)にかけておこなわれ、日本勢は10位以内に5人の選手が入るという大活躍!
そのなかでも、見事優勝を果たしたのが笹生優花選手です。笹生選手が全米女子オープンを制覇したのは、2021年の大会以来、3年ぶり2度目。これで男女合わせて日本人としては初のメジャー大会通算2勝目となります。
ユージ:ゴルフジャーナリストの舩越園子さんにお話を伺いました。まずは、日本人選手によるメジャー大会優勝の歴史をおさらいしましょう!
舩越:メジャー大会を制覇したメジャーチャンピオンと呼ばれる選手は、日本人の場合は1977年に全米女子プロという大会で唯一優勝したのが樋口久子さんでした。そこへ突然、勝ったのが渋野日向子選手ですよね。全英女子オープン2019年に勝ちました。
その後、松山英樹選手がマスターズに勝ったのが2021年ですね。男子は男子ですごく層が厚いので、松山選手のマスターズ制覇も相当すごいのですが、メジャーは1勝するだけでも大変なことなので、2勝目はそうそうないとみんな思っていると思います。
そして、笹生選手は全米女子オープンを2021年に勝って「わー! すごい!」となったわけですが、そこでまさか一番最近メジャーで勝った笹生選手がまた2勝目というのは、本当に驚きですね。
吉田:今回の「全米女子オープン」では、最終ラウンドを首位と3打差の5位でスタートした笹生選手と、4位から出た渋野日向子選手がワンツーフィニッシュを飾るという最高の結果になりました!
ユージ:ちなみに「全米女子オープン」は、大会を主催しているUSGA(全米ゴルフ協会)がコースのセッティングをものすごく難しくすることで知られています。つまり、コツコツと忍耐強く安定したプレーのできる選手が向いているとされていて、舩越さんによりますと「まさに、笹生選手に向いているコース」とのことです!
◆幼いころからプロを見据えて猛特訓
吉田:そんな笹生選手のプレースタイルは、小さな頃からの積み重ねによって完成されたようです。
舩越:彼女には、遠くを見る部分と近くを見る部分の視線の向け方があると思います。彼女はフィリピンで生まれて4歳までフィリピンにいたのですが、5歳から日本に来ました。その頃にプロゴルファーを目指そうと思い、練習環境のいいフィリピンに行ったほうがいいよねということで、8歳からフィリピンに行きました。8歳の時点でプロになる将来をしっかり見ていたわけですよね。視線は遠くにやっている、だけども遠くや上ばかり見ていて足元が見えなくなってしまう、灯台下暗しのようになってしまうということではなく、日々の努力を重ねています。
これも有名な話ですが、おもりを足につけて歩いたり走ったりするという厳しい鍛錬をお父様から受けていました。とにかく地道な努力ですが、「巨人の星」の星飛雄馬のようですよね。ゴルフだけではなく、将来はアメリカに行って世界で活躍することを考えた際に、絶対に英語力はつけとかないと困る。英語はできたほうがいいということで、10歳から英語のレッスンに通って、3年間ゴルフの練習をした後に英語の学校に通っていました。とにかく努力努力ということをやってきたと思いますね。
ユージ:笹生選手とお父様のエピソードは有名ですが、本当に二人三脚で頑張ってきたのですね。優勝したときにお父様が横にいたのが印象的だと思っていました。最近では珍しいタイプのアスリートかもしれませんね!
吉田:ちなみに、笹生選手が日々の努力を重ねる姿について、舩越さんがすごくビックリしたというエピソードがあります。アメリカを転戦するときに、ほとんどの日本人選手はマネージャーやキャディー、トレーナーの人たちなどと一緒に移動することが多いのですが、笹生選手の場合はお父さんと2人で行動しているそうです。なぜ少人数で動くかというと、そのほうがなんでも自分でやろうとするので、自立心や行動力が生まれるとのこと。困ったときに解決策を自分で考えるようになればクリエイティビティーが養われる。それがゴルフに活きると考えるからだそうです。
ユージ:もう1つ、驚きのエピソードを伺いました。アメリカのとある空港に着いてバゲージクレームで荷物を受け取ったときに、普通はカートに乗せてレンタカーのシャトルまで行くのですが、笹生選手はカートを借りずに担いでいくそうで、その理由を聞いたところ「アメリカはカートが有料なので節約にもなるし、荷物を担げば自分の筋力も鍛えられるから」と答えたそうです。「そういう日々の努力が、彼女の強さの礎になっているのではないか」と舩越さんは話していました。
◆プライベートでは「かわいらしい女の子」の一面も
吉田:そんなお話を伺っていると、あまりのストイックさにちょっと敵わないなという印象を抱かれるかもしれませんが、プライベートでは意外な様子もみせるそうです!
舩越:実際にお話すると、めちゃくちゃかわいいんですよ。直接お話ししたときに知ったのですが、ときどき自分の一人称を「ユウカは~」と、名前でしゃべるときがあるんです。ゴルフからちょっと離れて普通のお話になると、かわいい女の子という雰囲気になるのが私はすごく好きで、その分オンとオフの切り替えも上手なのかなと思いますね。プライベートな部分の笹生優花ちゃんと、ゴルフをやるときの「アスリート笹生優花」は、だいぶ雰囲気が違いますので、そういうところは人間的な彼女の魅力だと私は思いますね。
ユージ:間違いないですね。人間的魅力はすごくあると思います。前回、優勝したときはまだ10代ですからね。そこで優勝したのもすごいですが、現在も若くて英語も話せて、まだまだ可能性があるすごい選手だなと思います。世界トップクラスの選手が多いなか、日本の女子ゴルフ笹生優花選手をぜひ注目してください。
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6月7日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年6月15日(土) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/
06/14 20:00
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