トヨタ自動車・田澤廉 箱根駅伝名物“箱根の山”に大苦戦!?「こんなところをレースペースで登るのは絶対に無理」

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。2月10日(土)の放送は、前回に引き続き、トヨタ自動車陸上長距離部の田澤廉(たざわ・れん)選手をゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)高見侑里、藤木直人、田澤廉選手



田澤選手は、2000年生まれ、青森県出身の23歳。駒澤大学時代は、箱根駅伝に4年連続出場、大学駅伝3冠の立役者に。そして、アメリカ・オレゴンで開催された世界陸上オレゴンに10000mで出場するなど活躍。大学卒業後はトヨタ自動車に入社し、初めて出場した2024年の全日本実業団対抗駅伝競争大会(ニューイヤー駅伝)は3区を走り、8年ぶりの優勝に大きく貢献しました。

◆“ロードとトラック”練習の仕方は違う?

藤木:同じ長距離種目のなかでも、ロードの駅伝、そしてトラックの10000mというのは、共通点があったりしますか? それともまったく違うものですか?

田澤:人それぞれ意見が違うと思うんですけど、僕はまったく違うと思っています。そもそも、ロードとトラックの練習の仕方がまるで違うので。

藤木:トラックのとき(の練習)というのは、いわゆるスピードに特化していくんですか?

田澤:そうですね。どちらかというと、距離に対するスピード維持とか、ラストスパートをイメージしたスピード系がメインになってくると思います。

藤木:駅伝の場合、特に箱根駅伝は長い距離ですし、ずっと上りの区間もあれば、下りの区間もあるので、それぞれの区間でも調整の仕方は変わってくるんじゃないですか?

田澤:変わってくると思います。根本的な基礎トレーニングはあまり変わらないかもしれませんが、やっぱり特殊区間(5区、6区)は、平坦(な区間)とはまた違うので、何か違ったことをすることになると思います。

藤木:箱根駅伝は注目度も高く、「山の神」とかも誕生しますから“1回ぐらい(特殊区間を)走ってみたかった”という思いはありませんでしたか?

田澤:大学1年生のいつだったかは覚えていないのですが、1回ジョグで行ったことがあるんですけど、もうヤバかったですよ(笑)。ジョグしながら“こんなところをレースペースで登るのは絶対に無理だ”と思ったぐらい、傾斜がキツかったです。

藤木:でも(3区の)戸塚の坂も、それと匹敵するぐらいのかなりキツい坂なんじゃないですか?

田澤:キツいですよ(笑)。あそこが一番キツいです(笑)。

次回の放送は、2月24日(土)です。

<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/

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