「どうしてずっと若いの?」八百比丘尼が歳をとらない理由に思わず納得!【八百比丘尼とねこ】/みっけ!ねこむかしばなし④

『みっけ!ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)第4回【全18回】白雪姫もシンデレラも光源氏も!ねこさえいればみーんな幸せ!白雪姫、シンデレラ、源氏物語などなど、誰もが知っているような有名な昔話や童話にねこが登場。かわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさを兼ね備えたねこたちが加わる事で、物語は新しい展開へ。童話×ねこの癒やし系ねこまんが『みっけ!ねこむかしばなし』をお楽しみください!

元となったむかしばなし
八百比丘尼

八百比丘尼は人魚の肉を食べて不老不死になった女性です。人魚の肉を食べた八百比丘尼は不老不死の力を手に入れますが、彼女の大切な人たちは老いてこの世を去っていきます。
その悲しみを乗り越えるため、彼女は様々な場所を巡り、社寺の修復や植樹などの善行を積みました。彼女は800年間生きたとも、最後は若狭の小浜にある空印字の近くの洞窟で入定(禅定に入ること)したとも言われています。
この伝説は日本各地に分布しており、室町時代に八百比丘尼が京都に現れた記録もあるそうです。
創作物で八百比丘尼は不思議な力を持つとともに、人間社会と時間から逸脱した存在として描かれることも多々あります。

元となったむかしばなし
うさぎとかめ

ある日、うさぎが動きの遅いかめをバカにしていました。ガマンならなかったかめは「あの山まで競争しよう」と持ちかけます。
負ける気がしないうさぎは二つ返事で引き受けました。レースが始まり、ぐんぐんと差をつけていくうさぎ。ところが、その余裕からうさぎはレースの途中で居眠りをしてしまいます。
その間にかめはどんどんと追いついていき、ついには眠っているうさぎを追い越します。
うさぎが目を覚ました時には、すでにかめはゴールへとたどりついていたのでした。

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