星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の新施設が奥飛騨に誕生! 日本屈指の山岳温泉ってどこがすごい?

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の新施設「界 奥飛騨」が、岐阜県・奥飛騨温泉郷に2024年9月5日に開業します。

北アルプスの名峰に囲まれる「界 奥飛騨」

 星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の新施設「界 奥飛騨」が、岐阜県・奥飛騨温泉郷に2024年9月5日に開業します。宿泊予約は2024年4月17日より開始しています。

星野リゾートの温泉旅館「界」が奥飛騨温泉郷に

星野リゾートの温泉旅館「界」が奥飛騨温泉郷に

 “王道なのに、あたらしい。”をテーマに、和の趣や伝統を活かしながら現代のニーズに合わせた温泉旅館を全国で展開する、星野リゾートの温泉ブランド「界」。

 地域の伝統文化や工芸を体験する“ご当地楽”や、地域の文化に触れる客室“ご当地部屋”が特徴です。界ブランド24施設目となる「界 奥飛騨」によって、岐阜県への初進出を果たしました。

 そんな「界 奥飛騨」のコンセプトは、「山岳温泉にめざめ、飛騨デザインに寛ぐ宿」。日本屈指の湯量と源泉数を誇る奥飛騨温泉郷に恵まれている立地にちなみ、山あいの温泉の良さに気付くきっかけ、飛騨地域の文化に触れるひとときをモダンな造を織り交ぜながら提供する施設となることを目指しています。

 建物は、2棟の宿泊棟と湯小屋、離れ棟で構成。それぞれの建物は、中庭や辻空間、路地空間で繋がれています。

 大浴場や客室露天風呂での温泉入浴はもちろん、足湯を楽しんだり、湯気が立ち上る湯の道が設置された湯上がりテラスや中庭で心を落ち着かせたりと、山の空気を楽しみながら施設内の回遊を楽しめます。

 客室は、28室の露天風呂付き客室を含む全49室。全室地域の文化に触れるご当地部屋「飛騨MOKU(もく)の間」として用意されており、随所に飛騨ならではの技法を用いた室内空間に仕上げています。

 客室に入ってまず目に留まるモダンなヘッドボードは、客室の寝台を覆うような大胆な設計。飛騨の木工技術である「曲木(まげき)」に着想を得て、優美なうねりがデザインされています。

 また客室には、江戸時代から受け継がれてきた岐阜県高山市の漆器「飛騨春慶」のウォールアート、飛騨の祭り衣装に欠かせない色鮮やかな「飛騨染」を施したクッション、地元家電メーカー「飛騨産業」による曲木が施された椅子などを設置しています。

 夕食は、半個室スタイルの食事処にて飛騨の食文化を活かした会席料理を提供。メインメニューとなるのは、竹の皮や藁などを束ねたり編んだりした“つと”に囲まれた飛騨牛を楽しめる「飛騨牛の朴葉つと焼き」です。自分で焼きながら味わうことができます。

 山岳地の温泉郷が持つ心地良さに気づいてもらいたい、そんな開発者の想いが、あちらこちらにひそんだ遊び心あふれた宿になっています。

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