2024年ゴールデンウイーク渋滞は“コロナ前”の水準に戻る!? 最大45km予測 渋滞のピークはいつになる?

まもなくゴールデンウイーク(GW)。2024年のGWは間に平日が3日間入るため、高速道路の渋滞は分散される見込みですが、それでも後半、5月2日から各地で渋滞が発生しそうです。細かく見ていきましょう。

GW前半は4月29日(月)の上りが激しい渋滞

 まもなくゴールデンウィーク(GW)がやってきます。

 2024年のGWは、4月27日(土)〜29日(祝)が3連休、4月30日(火)〜5月2日(木)の平日3日間をはさみ、5月3日(祝)〜5月6日(振休)が4連休という並びになっています。

2024年GW渋滞のピークは5月2日の深夜、東名高速・秦野中井IC付近で最大45km予測されている

2024年GW渋滞のピークは5月2日の深夜、東名高速・秦野中井IC付近で最大45km予測されている

 平日が3日間入るため、GW期間中ずっとお休みにできるのは一部の人だけで、とくに国内の行楽に出かける人の多くは前半の3連休、後半の4連休のいずれかを使うことになるでしょう。

 そうなると、やはり気になるのは高速道路の渋滞です。

 NEXCO各社はすでにGW期間に渋滞が見込まれる区間について、高速道路別に情報を公開しています。以下にその概要を見ていきましょう。

 まずGW前日の4月26日(金)に渋滞が予測されているのは、東名高速です。

 渋滞時刻は午前から夜にかけてで、下りの綾瀬スマートICで最大15km、都夫良野トンネルで最大10kmとなっています。

 GW初日の4月27日(土)の午前中には、各所で渋滞が本格化します。

 関東圏の下り線では、東名高速は綾瀬スマートICや秦野中井IC、中央道は日野バス停や相模湖IC、関越道は高坂SA、東北道は岩槻ICや久喜ICが渋滞ポイントで、それぞれ10〜20km程度が予測されています。

 中京圏では東名高速の岡崎IC、新東名の岡崎東IC、伊勢湾岸道の弥富木曽岬ICで、それぞれ20kmです。関西圏では、上り線の名神高速の大津IC、京滋バイパスの宇治トンネルでの渋滞が予測されています。

 4月28日(日)は、午後になって上りの渋滞がはじまりますが、目立つのは夕方の中央道小仏トンネル、関越道高坂SA、東北道羽生PAあたりでの渋滞です。

 GW前半の3連休最終日となる4月29日(月)は、一部区間が激しい渋滞となります。

 とくに時間がかかるのが中央道上り小仏トンネルで、午後遅くから夜にかけて最大30kmの渋滞、通過に最大120分が見込まれています。
 GW前半に行楽を予定している人は、行楽地への移動を午前の早い時間もしくは午後の遅い時間とし、Uターンについては4月29日(月)の午後をできるだけ外して移動することで、ひどい渋滞を避けることができそうです。

 このようにGW前半の渋滞はやや限定的ですが、4連休となるGW後半は、各地で大渋滞が発生すると予測されてます。

GW後半は5月2日(木)夜に東名高速・秦野中井ICで最大45km予測

 GW後半の渋滞は、5月2日(木)に早くも最初のピークを迎えます。

NEXCO各社では2024年GWの渋滞予測を発表している。ドライブに出かけるならそれを見て渋滞を避けたいところだ(写真はNEXCO中日本の渋滞予測ガイド)

NEXCO各社では2024年GWの渋滞予測を発表している。ドライブに出かけるならそれを見て渋滞を避けたいところだ(写真はNEXCO中日本の渋滞予測ガイド)

 とくに混雑すると予測されているのが東名高速道路の下りで、綾瀬バス停付近で朝6時から23時頃まで、最大20kmとなっています。そして深夜になると、秦野中井IC付近で最大45km、通過に最大110分かかる大渋滞が翌朝にかけてはじまります。

 また中央道下り相模湖IC付近でも、深夜になってから最大30km、通過に最大90分かかる渋滞となりそうです。

 5月3日(祝)は、全国的に渋滞がピークとなります。関東圏の下りでは、東名で前日の夜にはじまった渋滞が夕方まで続くほか、中央道では相模湖ICで最大45km、通過に最大135分という大渋滞となります。このほか東北道が羽生PA、関越道が高坂SAや藤岡JCTで渋滞が見込まれています。

 一方、関西圏の下り線で目立つのは、第二神明名谷JCT、神戸淡路鳴門道淡路島中央スマートICで、午前からお昼にかけ、通過に最大120〜125分の渋滞が予測されてます。

 5月4日(土)は、午後にところどころで上り線の渋滞がありますが、全般的に交通量は少なめとなりそうです。

 5月5日(日)は、Uターン渋滞のピークです。各所で通過に40分〜60分程度かかる渋滞が頻発、とくに東名高速の都夫良野トンネルや綾瀬スマートIC、中央道の小仏トンネルでは夕方から夜にかけての渋滞で、東名は通過に双方あわせて最大125分、中央道は最大120分かかりそうです。

 GW最終日の5月6日(振休)はUターン渋滞も落ち着き、東名高速や中央道以外は大きな渋滞はないと見込まれています。

※ ※ ※

 GW後半に行楽でのお出かけを考えている人は、5月4日(土)または5月5日(日)から5月6日(振休)の2泊3日や1泊2日のスケジュールであれば、渋滞の影響を最小限にとどめることができそうです。

 なおGW期間中は交通量が全体に増えるため、こうした予測には含めることができない事故渋滞への備えも必要です。

 軽食や飲み物をあらかじめ準備するほか、トイレ休憩は早めや早めを心がけ、万一の備えとして、車内に携帯型トイレを用意しましょう。

 また事故の際の迂回ルート検索には、Googleマップなど、スマートフォンの地図アプリが有効です。家族など同乗者に使い方をおぼえてもらい、走行中でも適切なアドバイスが受けられるようにしておくと、安全かつスムーズなドライブが可能になるでしょう。

 なおNEXCO西日本のユーザー向けサイト「iHighway」では、名神や中国道など、同社営業エリアのSA/PAの駐車場混雑情報がリアルタイムで確認できます。このエリアをドライブするときには、とても便利な機能です。
 このGW、渋滞を避けたドライブで、楽しい思い出を残してください。

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