「卒業旅行で行きたい」世界遺産ランキング! フランス「パリのセーヌ河岸」を抑えた1位は?

世界遺産検定受検の学生に聞いた、「卒業旅行で行きたい」世界遺産ランキング! ノートルダム大聖堂やエッフェル塔などの有名スポットが立ち並ぶ、フランス「パリのセーヌ河岸」を抑えた1位は?

NPO法人世界遺産アカデミーは4月25日、「世界遺産」についてのアンケート結果をもとに作成したランキングを公表。同調査は、2023年11〜12月に実施した「第54回世界遺産検定」の受検者の学生461人を対象に、インターネット上で実施しました(調査期間:2023年12月11日〜2024年1月7日)。今回は、「卒業旅行で行きたい」世界遺産ランキングを発表します。

2位:パリのセーヌ河岸(フランス共和国)

2位は、フランス「パリのセーヌ河岸」でした。フランスの首都・パリを流れるセーヌ河に架かる、シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8キロほどが世界文化遺産に登録されています。「エッフェル塔」やゴシック建築の代表とされる「ノートルダム大聖堂」など中世から20世紀にかけて造られた建造物が立ち並び、歴史と文化を感じる美しい街並みが続きます。ほかにも、「ルーヴル美術館」や「コンコルド広場」など有名観光スポットが密集しています。

回答者からは、「世界遺産をよく知らない人でも知っている構成資産や歴史的建造物もたくさんあるから」「パリの市街一帯が世界遺産に登録されているとは知らなかった。歴史を学んだうえで行ってみたい」「エッフェル塔とルーヴル美術館に行ってみたい」などの声がありました。

1位:モン・サン・ミシェルとその湾(フランス共和国)

1位は、フランス西海岸のサン・マロ湾にある島にそびえ立つ修道院、「モン・サン・ミシェル」。周辺の湾とともに1979年に世界文化遺産に登録されました。“西洋の驚異”と称される美しい修道院は、708年に建てられたという古い歴史を持ちます。

潮の干満差が最大15メートルのサン・マロ湾は、干潮時には陸から歩いて「モン・サン・ミシェル」まで渡ることができる一方、潮が満ち始めると“馬が駆けるような”と例えられるほどの速さで海に囲まれ、まるで海に浮かんでいるように見える“孤高の島”へと様変わりします。

修道院まで続く細い坂道・グランド・リュ(大通り)には、プラールおばさん考案のふわふわオムレツの名物レストラン「ラメールプラール」をはじめとするレストランやお土産店が立ち並び、多くの観光客でにぎわいます。

※回答者のコメントは原文ママです

この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。
(文:福島 ゆき)

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