関東屈指のパワースポット「三峯神社」、御神木の「氣」を授かり浄化されてきた!

関東屈指のパワースポットとして人気を博す、「三峯神社」。参拝時の注意点などを交えて紹介します。

標高約1100メートルの深い山の中に鎮座する三峯神社は、関東屈指のパワースポットとしても有名です。2023年、不幸の連続に見舞われた筆者が、「これはリセットすべし!」と、10年前から参拝を続けている三峯神社に2024年も行きました。

全国的にも珍しい三ツ鳥居​​​​​​が参拝者を迎える

画像は全て、筆者が撮影(以下同)。珍しい三ツ鳥居​​​​​​をくぐり参道を進む

筆者が訪問したのは4月19日、平日でした。例年、ゴールデンウイークに参拝するのですが、今回はちょっと早めに。平日の金曜日ということもあり、まだ参拝者も少なく早朝の冷たい空気を胸に吸い込み、全国的にも珍しい形をしている「三ツ鳥居​​​​​​」を一礼してからくぐると、左右にそびえる大木が迎えてくれます。駐車場から「三ツ鳥居​​​​​​」までの日が当たる爽やかな空気から一変、厳かな空気に包まれます。

奥宮遥拝殿から妙法ヶ岳山頂にある、三峯神社奥宮を臨む

まず向かった先は「奥宮遥拝殿」。階段を上がった先にある「奥宮遥拝殿」は、正面に奥宮がある妙法ヶ岳山頂を臨みます。条件が合えば、ここから眼下に広がる見事な雲海も見られます。奥宮を参拝するには、鎖場がある場所での休憩時間を除いて往復すると約2時間30分。かなりハードな登山になるので、心臓が悪い筆者は「奥宮遥拝殿」から奥宮に遥拝します。

色鮮やかな隋神門。左右には御眷属様のオオカミイヌが鎮座する

「奥宮遥拝殿」の階段を降りると、正面に見えるのが「隋神門」です。色鮮やかで重厚感がな門の手前には、御眷属様であるオオカミの大口真神(オオクチノマカミ)が参拝者を迎えます。これまで、一体どれほどの参拝者をここで迎えてきたのでしょうか。

1800年に建立された立派な拝殿

総漆塗りの拝殿

「隋神門」をくぐり、80メートルほど進むと、「拝殿」の入り口「青銅鳥居」が見えてきました。拝殿のさい銭箱の前で手を合わせます。祈祷を希望する人は社務所で受け付けを。「御祈祷のお願い事一覧」には、商売繁昌、家内安全、無病息災といった一般的なものから方位除、会社繁栄、夫婦円満、霊障消滅など45項目から、木札一体の祈祷につき、祈祷内容を2つまで選べます(これ以外の願いは受付に申し出てください)。ちなみに筆者は普段、祈祷のほかに約1年間、守護してくれる御祈祷神璽・火防之神璽・盗賊除神璽がセットになった御眷属拝借もお願いしています。こちらは、2024年4月より、4000円から5000円に改定されました。

エネルギーを放つ2本の御神木

拝殿の手前には2本の御神木がそびえ立ちます。この御神木が発する「氣」をいただきに、参拝する人もいるでしょう。まずは神前にお参りし、その後、御神木に向かい3度深呼吸をしてから、手を合わせて祈るというのが参拝マナー。御神木前に立てられた木製看板に、そう書かれています。筆者も御神木からパワーみなぎる「氣」を授かり、停滞していた運気が流れるよう祈りました。

三峯神社の広い境内には、御神木以外にも立派な大杉が立ち並び、神秘的な空間が広がります。澄んだ空気と拝殿から聞こえる太鼓の音に耳を傾けながら、境内をゆっくり散歩すると、日ごろの雑念がはらい清められる気がします。今回紹介したのは境内の一部で、ほかにもオオカミをまつる御仮屋神社や、ヒノキとモミが寄り添って生えた「えんむすびの木」なども見どころです。時間に余裕のある人は、ぜひ回ってみてください。

ゴールデンウイークは早めの時間に到着を

三峯神社は非常に人気のある神社で、ゴールデンウイークになると午前10時ぐらいには駐車場待ちの長蛇の列をなします。山道の片側1車線で、トイレもありません。3~5キロの渋滞もよくあり、駐車場へ車を止めるのに数時間待つ可能性も予想されます。もし、ゴールデンウイークに初めて参拝へ行かれる予定の人は、くれぐれも時間に余裕を持って、早めの時間に行ってみてください。4~5月とはいえ、山の中。早朝はかなり冷え込むので服装にも注意を。また、以前はペット同伴可でしたが、現在は不可です。この時期、10時以降は気温が一気に上昇します。車で留守番させる際は十分に気を付けましょう。
(文:石井 有紀)

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