【お手軽】市販のベビーフードを取り入れるメリット・デメリットについて解説!

参照:写真AC

赤ちゃんがいるママの悩みといえば、毎日の『離乳食作り』ではないでしょうか?使用できる食材が限定されるうえに、栄養が偏らないように毎日の献立を考えるのも一苦労ですよね。そうして頑張って作った離乳食を、赤ちゃんが食べてくれなくてがっかり・・・なんてことも多いのではないでしょうか。

栄養バランスのとれた離乳食を与えるのはもちろん大切なことですが、それで母親にストレスがたまってしまったら元も子もありません。

そこで、改めて考え直したいのが“市販のベビーフードを利用する”ということ。うまく取り入れられたら、日々の負担が軽くなるうえ、衛生面や栄養面でも安心安全な離乳食を与えることができますよ♪

今回は、小児科医で自身も2児の母である工藤紀子氏の著書『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。』(時事通信社)より、市販のベビーフードを使うメリットをご紹介します♪

市販のベビーフードで得られるメリットを3つ紹介!

調理の手間がなくなる!衛生面の管理も楽々♪


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市販のベビーフードを使う最大のメリットは“調理の手間が省ける”ところですよね!いちから離乳食を作るとなると、食材をすりつぶしたりこしたりする必要があります。また、離乳食は基本的に少量なので火にかける場合は加減調節も難しく、大変ですよね。

さらに、離乳食は赤ちゃんの口に入るものですので衛生面にも気を配らなくてはいけません。調理器具や食器の洗浄・消毒に時間をとられているママも多いのではないでしょうか?

一方で、市販のベビーフードは無菌状態で充填されており、開封したものをすぐに食べれば食中毒の危険性はほぼゼロなんです!買ってきたものを開けて食べさせるだけなので、調理の手間も省けますし、洗い物も格段に少なくなります♪

メニューの種類が豊富で栄養バランスの偏りが少ない


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毎日離乳食を作っていると、どうしても献立が毎日似たようなものになってしまう、ということがあると思います。大人であればメニューや栄養バランスが偏ってもサプリや外食などで補えますが、赤ちゃんだとそうもいきません。

赤ちゃんは特に『鉄分』や『亜鉛』不足になりやすく、その理由は、レバーや肉類は調理に手間がかかる上に衛生管理も大変なため離乳食として与えるのが難しく、その結果、鉄分や亜鉛不足に陥ってしまうそうです。

市販のベビーフードですと、レバーやお肉が赤ちゃんにも食べやすいように調理されているので、赤ちゃんに不足しがちな栄養を簡単に補えます。また、肉類・レバー以外の食材に関しても、さまざまな種類のベビーフードを活用することで、栄養の偏りなく食べさせることができます♡

持ち運びが簡単で外出先でも気軽に食べさせることが可能!

市販のベビーフードはしっかり封がされているため、カバンに入れても漏れる心配がありません。さらに食べ終わった容器は外出先で捨てられるのも荷物が少なくなるのでラクですね!
お出かけの度に、自分で調理した離乳食を容器に詰めて保冷剤を入れて・・・という手間からも開放されます!

便利な市販のベビーフードでもデメリットがある


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ここまで市販のベビーフードのメリットをご紹介してきましたが、デメリットももちろんあります。以下にデメリットを3つご紹介します。

一度開封したら使いまわしできない

衛生面の観点から、一度開封したベビーフードを冷蔵庫で保管して別のタイミングで食べさせる、ということはできません。開封して与えても、ほとんど食べてくれなかった場合、たくさん残ってしまったベビーフードを捨ててしまうのは、かなりもったいない気がしますよね。

毎食となるとお財布への負担が大きい

全ての離乳食を市販のベビーフードで済ませるとなると、手作りでの離乳食に比べて圧倒的にお財布への負担が大きいといった部分もデメリットとして挙げられます。

基本は手作りで離乳食を与えつつ、忙しいときや気分が乗らないときにベビーフードに頼るのがいいかもしれませんね。

月齢に合わせても、普段の子どもの食事とは異なる場合がある

例えば対象月齢8か月のベビーフードを購入しても、我が子に与えている離乳食とは食材の固さや大きさが異なる場合があります。あくまで月齢は目安なので、初めて購入する場合は気を付けたほうがいいかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました。日本だと「離乳食は自作が当然」という考えがいまだ根強いですが、アメリカやイギリス、ドイツやオーストラリア、中国などの海外では、市販のベビーフードを買い与えるのは当たり前なことだそうです!

いつも子育てに試行錯誤して頑張っているママたちの中には、市販のベビーフードを購入することに罪悪感や抵抗を覚える方もいるかもしれません。しかし、メリットとデメリットを理解した上で、必要に応じて上手く活用するのは全く恥ずかしいことではありません
まずはどんなベビーフードが販売されているのか、ドラックストアなどでのぞいてみるのはいかがでしょうか?

参考文献:「小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです」著者:工藤紀子(時事通信社)
赤ちゃんのおだしやさん「手作り派の私が感じた市販の離乳食のデメリット」

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