【漫画】よく見る「小学校の机」とは違う、ひと昔前の木製の机あるある 1万人が「エモい!」「懐かしい」【作者インタビュー】

木製の机ならではの苦労

子供の成長に合わせてリサイズ可能になっている小学校の机(せがわひろわきさん提供)

子供の成長に合わせてリサイズ可能になっている小学校の机(せがわひろわきさん提供)

 漫画家のせがわひろわさん(@sega_hilow)が通っていた小学校の机は、ドラマやアニメでよく見るパイプに天板が載ったものとはちょっと違っていたそうです。すべて木製で作られており、子供の成長に合わせて高さを変えられる机でした。その机を使用するにあたっての注意点や、独自のルールなどがあるようで……?

 せがわひろわきさんが描いたマンガ『小学校の机が変だった話』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は1万を超えており、読者からは「初めて知った! この机、エモいですね」「懐かしい! 穴に消しカス入れてセルフ補修していたなぁ(笑)」「自分のとこは普通の机だったけど、このもらった机をずっと使っていく形式の方が、物を大切に扱う感覚が身に付きそうだな」などの声があがっています。

 せがわひろわきさんは漫画家として活動しており、読み切りマンガ『下校オニ』にて曽山一寿賞大賞を受賞しました。また、現在「週刊コロコロコミック」にて『平成ギャングエイジ』を連載中です。

 作者のせがわひろわきさんにお話を聞きました。

ーー今作『小学校の机が変だった話』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。

 いろんな学校のローカル話みたいなのを聞くのが好きで、同じような人がいるかなと思い、今回のマンガを描きました。

ーー小学校6年間ずっと一緒の机というのは驚きでした。今作を描くうえでこだわった点や、お気に入りのシーンなどはありますか?

 机は丁寧に描いた方がいいなと思い、母校で撮影させてもらった写真を参考に絵を描きました! お気に入りのシーンは、小学生たちがポストに落書きしているミツ〇ンの文字ですね。ノータイムで出てきたアイデアです。

6年間使用する机に大きな穴を開けてしまう小学生(せがわひろわきさん提供)

6年間使用する机に大きな穴を開けてしまう小学生(せがわひろわきさん提供)

ーー机以外にも、せがわひろわきさんが通っていた学校では、ほかの小学校とは違ったことや変わったことなどはありましたか?

 いくつかあるんですけど、毎年イベントで校庭から気球が飛びます。生徒が乗れたりします。ほかにもいろいろあるので、また気が向いたときにマンガに描こうと思います。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残ったコメントはありますか?

 僕と同じような木の机ではないのですが、パイプ机とパイプ椅子が一体になっているタイプを使っていたというコメントを画像と共にもらいました。こっちの方がレアだろと思いました(笑)。あとは「いい話だった」とか、「物を大事にすることを学べるいい学校だ」というコメントをもらえてうれしかったです!

ーーせがわひろわきさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 小学2年生くらいのときに読んでいたマンガを真似て描き始めたのがきっかけです。『ポケモン』『うちゅう人田中太郎』『サイボーグクロちゃん』『ぼのぼの』あたりを真似していたと思います。

ーー今後、X(旧:Twitter)で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 自分の日常であった出来事や、子供の頃の話を描いていこうと思っています。「週刊コロコロコミック」で連載中の『平成ギャングエイジ』がメインの執筆になりますので、そちらも読んでいただけますと幸いです!

(マグミクス編集部)

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