リアルならNG行為!『ファミリージョッキー』の思い出 FC版「ファミリーシリーズ」3選

名作ぞろい! 競馬やF1を「ファミリーシリーズ」で知った人も多いのでは?

Wii版では最大4人でプレイできた。画像はWii用ソフト『ファミリージョッキー』(バンダイナムコゲームス)

Wii版では最大4人でプレイできた。画像はWii用ソフト『ファミリージョッキー』(バンダイナムコゲームス)

 4月24日は、1987年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)からファミコン版『ファミリージョッキー』が発売された日です。ナムコは本作以外にも名作ゲームを多く生み出しており、そのなかには「ファミリーシリーズ」と呼ばれるものがあります。さまざまなジャンルがある「ファミリーシリーズ」のなかから、3本のファミコンソフトを振り返ります。

 まず、『ファミリージョッキー』は、プレイヤーがジョッキー(騎手)となり、競走馬を操ってレースを勝ち抜いていく競馬ゲームです。ゲームが始まると、数頭の競走馬から好みの馬を選んでレースに臨みます。レースは6頭立てで行われ、コース上に設置された障害物をジャンプをして飛び越える、障害レースもありました。

 馬にムチを入れるとスピードは増しますが、その分、体力が減ってしまいます。体力がなくなるとスピードが大幅に落ちてしまうため、コース取りを工夫するなど、巧みなレース運びが求められました。プレイ当時、小学生だった筆者は、体力がなくなった際、後続の馬の前に立って進行を邪魔しながら、ゴールになだれ込んでいました。ただ、実際のレースでは反則になる行為です。

『ファミリージョッキー』の翌年には、F1レースを舞台にした『ファミリーサーキット』が発売されました。プレイヤーは、上空のカメラから見下ろしたような視点で、レースを進めていきます。決して広くないコースは、左右に何度も曲がっており、慣れないうちは完走することも困難でした。

 ライバルカーに勝つためには、自分が操作する車のセッティングも重要です。ギヤ比や、エンジンブレーキの効き方など、細かい調整を行い、自分好みのセッティングを模索した記憶があります。それでもレースで操作を誤れば、縁石にクラッシュしてしまうこともありました。当時の筆者はライバルと競うあまり、カーブの多いコースでもスピードを落とせずクラッシュしてしまい、何度も苦汁をなめさせられました。

 1989年には『ファミリーピンボール』が世に出されます。本作は、画面上部から落ちてくるボールを、ふたつのフリッパーを操作して弾き返すゲームです。ボールをぶつける場所や、通過させる場所によって得られる得点が決まっており、いかにボールを落とさずに高得点を獲得するかがポイントでした。一緒に遊んでいる友達が、自分の得点を上回ろうとしたときには、大声を出すなどして邪魔をしてきたことをよく覚えています。

 ピンボール以外にも、ピンボールの操作を活かしたカジノ、バトル、スポーツといったゲームがあり、1本のソフトでさまざまな遊び方を堪能できました。

 今回紹介した3作品以外の「ファミリーシリーズ」には、野球ゲーム『ファミリースタジアム』、ボクシングゲーム『ファミリーボクシング』、テニスゲーム『ファミリーテニス』、麻雀ゲーム『ファミリーマージャン』などのタイトルがありました。みなさんにとって思い出深い「ファミリーシリーズ」は、どのタイトルだったでしょうか。

(LUIS FIELD)

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