「え？見逃した！」「最後に急展開」　終了後に続編決定した24年人気冬アニメ3選

最終回がまさかの「俺たちの戦いはこれからだ」END？

　2024年の冬アニメは、秋から放送が続いた大人気作品『薬屋のひとりごと』や『葬送のフリーレン』などのビックタイトルが目立ったという印象の人も多いでしょう。しかし、いろんな作品の続編制作が決まり、ファンからは驚きの声もあがっています。

※この記事は『魔都精兵のスレイブ』『佐々木とピーちゃん』『結婚指輪物語』のネタバレを含みます。

●『魔都精兵のスレイブ』

『魔都精兵のスレイブ』は、魔都と呼ばれる異空間から出現する怪物の「醜鬼（しゅうき）」から人類を守る魔防隊の活躍を描いたバトルファンタジー作品です。主人公の和倉優希（わくら　ゆうき／CV：広瀬裕也）は魔防隊七番組組長の羽前京香（うぜん　きょうか／CV：鬼頭明里）との出会いをきっかけに、醜鬼との戦いに身を投じます。

　終盤では人の姿をした醜鬼に優希がさらわれ、助けにきた魔防隊と人型醜鬼の戦いが始まりました。優希を取り戻して人型醜鬼を追い込んだところ、突如、八雷神を名乗る謎の第三勢力が乱入し、人型醜鬼をさらっていく怒涛の展開を迎えます。そして、八雷神が謎に包まれたまま最終回を終えた後、新キャラが登場する意味深なCパートが放送されたのです。

　これらの一連の流れに対しネット上では、「俺たちの戦いはこれからだENDじゃない？」「続きは原作読んでってことかな」といった声もあがっていました。しかし、放送からわずか数日後に2期の制作決定が発表され、ファンは続編の報せに驚きつつ「超期待しています！」と、続編の放送を待ち望んでいるようです。

●『佐々木とピーちゃん』

　ブラック企業の会社員の主人公の佐々木（CV：杉田智和）と、異世界の高名な賢者が転生した文鳥のピーちゃん（CV：悠木碧）が織りなす異能バトル作品『佐々木とピーちゃん』も、早々に2期の制作が発表されました。

　本作は佐々木がピーちゃんと契約したことで魔法を使えるようになり、異世界でスローライフを送りつつも、争いや地球での異能力者、魔法少女などの戦いに巻き込まれていきます。

　最終話では佐々木が異能力者を攻撃する魔法少女を撃退したものの、謎の生物が地球に現れたり自称悪魔が現れたりなど、急展開を迎えたまま終わりました。最終回なのに新しいキャラが次々と登場する展開には、「どういうこと？？？」「要素が渋滞している」と、ファンから困惑の声も出ています。

　そして、最終回から数日後に開催された「AnimeJapan 2024」のKADOKAWAブースにて、『佐々木とピーちゃん』の続編制作が発表されました。この発表を受けてファンからは、新しく登場したキャラたちの正体が明かされることも期待されています。

まったく終わりを迎えていない最終回に戸惑うファン続出

●『結婚指輪物語』

　指輪王と深淵王の戦いを描いた『結婚指輪物語』は、世界の脅威である深淵王に立ち向かうために、主人公のサトウ（CV：佐藤元）が「光」「火」「水」「風」「土」の指輪を持つ5人の姫と結婚して指輪を手に入れなければならなくなる物語です。サトウは光の指輪を持つ幼なじみのヒメ（CV：鬼頭明里）と結婚して指輪王となった後、ほかの指輪も手に入れて最終話で深淵王に戦いを挑みました。

　最終話ではサトウが深淵王に深手を負わせるも、自身も傷を負いピンチに陥ったところで、仲間に救出され一命を取り留めました。深手を負った深淵王はサトウたちを追ってこなかったものの、まだ脅威は去っていません。サトウたちは来る日のために修行することになり、魔法の修行の先生としてヒメの妹のモーリオンが登場したところで終わりを迎えました。

　この最終話には、「今日、最終回だよね？」と戸惑いの声が見られました。また、放送中に続編の発表がなかったことから、「告知なし？」と驚くファンも続出します。しかし、公式Xで放送終了後にすぐ続編制作が発表され、ファンは「よかった」と安堵したようです。

　2024年冬アニメはほかにも『異修羅』や『姫様“拷問”の時間です』『俺だけレベルアップな件』など、続編制作が次々と決まっています。続編の2期ではさらに話題になるかもしれません。

（LUIS FIELD）