何と言われようと好きだ! 異形の「ゲテモノガンダム」には隠れファンが多い?

オリジナルからカスタマイズされた「異形のガンダム」

「ガンダムバルバタウロス」は、人馬一体の4本足に尻尾を思わせるテイルブレードが特徴的。画像は「ガンダムブレイカーバトローグ ガンダムバルバタウロス」(BANDAI SPIRITS)

「ガンダムバルバタウロス」は、人馬一体の4本足に尻尾を思わせるテイルブレードが特徴的。画像は「ガンダムブレイカーバトローグ ガンダムバルバタウロス」(BANDAI SPIRITS)

「ガンダム」シリーズには「ゲテモノ」と呼ばれる異形なガンダムが登場します。ツインアイにV形アンテナ、いかにも主要キャラが乗りこなしそうな洗練されたデザイン……といった、いわゆるガンダムらしいイメージからはかけ離れた異形の姿で、「これがガンダムなのか」と違和感も感じさせるようなガンダム機体のことを指しますが、意外にもコアなファンが多数存在します。

 たとえば、2021年にYouTubeで配信された、外伝シリーズの短編アニメ『ガンダムブレイカーバトローグ』に登場した「ガンダムバルバタウロス」も、ゲテモノガンダムといわれる機体です。

 同作はガンプラバトルをテーマとした関連作品に登場したキャラクターたちが、「謎の仮面の男」(CV:阿座上洋平)の起こした事件に巻き込まれていくというストーリーです。

 ガンダムバルバタウロスは『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』に登場した「ガンダム・バルバトス」をベースに、脚部に馬のような4脚が装着されています。肩のブレードやアンテナ形状も本来の機体から大きくアレンジされたバルバタウロスは、まさにゲテモノガンダムだといえるでしょう。

 そして、ゲテモノガンダムといえば『機動新世紀ガンダムX』に登場したフロスト兄弟の機体も外せません。そもそもゲテモノガンダムは、作中でガンダムパイロットのウイッツ・スーがフロスト兄弟のガンダムたちに向かって放った言葉が由来ともいわれています。

 兄のシャギアが駆る「ガンダムヴァサーゴ」は、大きく伸縮する鋭い爪や腹部に強大な破壊力を誇るビーム砲の「メガソニック砲」を持ちます。また弟のオルバが乗る「ガンダムアシュタロン」も巨大なマニュピレーターを武器として、高機動形態へと変形できるのが特徴です。

 両機のパイロットのフロスト兄弟は超人的な能力を秘めたニュータイプの適性を満たさなかったため「カテゴリーF」として失敗作の烙印を押されたせいで、彼らは「ニュータイプ」という存在に恨みを抱いています。ゲテモノと呼ばれる両機は、彼らの怨念を象徴するような機体ではないでしょうか。

奇抜なガンダムが多数登場! 『Gガンダム』

『Gガンダム』には数多くの特徴的なガンダムが登場する「機動武闘伝Gガンダム 石破天驚 Blu-ray Box 第壱巻(特装限定版)」(バンダイナムコフィルムワークス)

『Gガンダム』には数多くの特徴的なガンダムが登場する「機動武闘伝Gガンダム 石破天驚 Blu-ray Box 第壱巻(特装限定版)」(バンダイナムコフィルムワークス)

 そして、ガンダム作品のなかでも特に奇抜な姿をしたガンダムが登場するのが『機動武闘伝Gガンダム』です。同作のモビルスーツは「モビルファイター」と呼ばれ、ガンダリウム合金を使用して作られた「高性能モビルファイター」をガンダムと呼びます。

『Gガンダム』は、ネオジャパンやネオアメリカといった宇宙コロニー国家による平和的な主権争いのために、モビルファイターを自国の代表として「ガンダムファイト」という競技に送り込むストーリーです。そのため同作には、各国の多彩なモビルファイターが登場します。

 昨年には人気マンガ『はじめの一歩』で知られる森川ジョージ先生も同作を知ったそうで、魚を身にまとった「マーメイドガンダム」や胴体が牛の頭になった「マタドールガンダム」といった異色のガンダムに対して「なんという自由な世界」と驚いていました。

 最後まで視聴した結果、森川先生も『Gガンダム』の魅力にハマってしまったようです。それもあってか『はじめの一歩』の作中でも、「マーメイドガンダム」をオマージュしたリングコスチュームでボクサーの鷹村守を登場させて話題になりました。

 ほかにも上半身と下半身にガンダムの顔がついている「デビルガンダム」や鳥型の「ガンダムヘブンズソード」、球体の真ん中にガンダムの顏がカスタムされた「ウォルターガンダム」など、「デビルガンダム配下の四天王」として登場した敵も、インパクトを放っていました。

 いわゆる王道スタイルのガンダムとは違い、異彩を放っているゲテモノガンダムたちですが、一部のファンからは高い人気を集めています。主役機だけでなく、一風変わったゲテモノガンダムに目を向けてみると違った味わいを楽しめるかもしれません。

(マグミクス編集部)

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