新車のクラシックバイク、ロイヤルエンフィールドの伝統を、名を受け継いだ「ブリット350」にアクティブバイク女子、指出瑞貴が乗ってみました!!

バイクが大好きで、いろんなバイクに乗ってみたいという女優の指出瑞貴さん。今回はロイヤルエンフィールドの90年に渡る伝統を継承しつつ、現代的な走りに対応したブリット350に試乗してみました!

アクティブ女子がバイクの輸入モデルに乗りまくり!


 やっほ〜、みなさま、こんにちはー! お久しぶり? ですね、指出瑞貴です〜♪

 あらためまして、女優、タレント業、サウナ、SUP、水上ジェットなどなどアクティブ女子やらしてもらってます!

 ライダーであり、スーパー冷え性である私にとっては、天敵である“寒い冬”がやっとこさ終わり! 先日、ウェーブプールでサーフィンして、ちと早い夏気分を味わってきました(笑)。

 そして、ツーリングシーズンインだ〜! と思い、調子乗って冬装備をせずにバイク乗ったらまだまだ風は冷たい…。近場といえど、寒かった〜。赤鼻のトナカイスタイルになるんですよ。29歳。なかなか恥ずかしい(笑)。

 あれっ、ライダー歴何年だよ、私は! そろそろ覚えよっ!! と自分に喝を入れました。多分、この冬を超えて3年目(?)だったかしら…。

日本自動車輸入組合(JAIA)でロイヤルエンフィールドのBULLET 350に試乗しました

日本自動車輸入組合(JAIA)でロイヤルエンフィールドのBULLET 350に試乗しました

 今回はですね、日本自動車輸入組合(JAIA)が大磯ロングビーチで開催した「第9回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会」にオジャマしてきました〜。大好き! この会 *\(^o^)/*

 目の前にたくさんのキラびやかな外車バイクがズラリ! なんとも贅沢な日です。目が追いつかないのです(笑)。

レトロでオシャレなデザインと質感がよきです!


 まずご紹介するのは、ロイヤルエンフィールドのBULLET350でーす! 『ブリットサンゴーマル』という言い方で統一されているみたい!

 ブリットの初代モデルはなんと1932年に誕生。深〜い歴史を持っているのです。現行モデルは「Jシリーズプラットフォーム」と呼ばれるロングストロークの新型空冷エンジンに、スチール製ツインダウンチューブクレードルフレームを採用。現代的な技術を盛り込みつつ、昔ながらの外観が特徴的! ちょっとレトロな見た目が、またツボです♪

 ラインナップはスタンダードとプレミアムがあって、今回私が乗るのはスタンダードブラック。安全性の高いABS(アンチロック・ブレーキシステム)と、フロント300mm、リア270mmのディスクブレーキを装備し、充電できるUSBポートも備え付けられた現代仕様です。

ボディーの右側全面にムキ出しのエキゾーストパイプが1番のお気に入り

ボディーの右側全面にムキ出しのエキゾーストパイプが1番のお気に入り

 まず、一番のお気に入りのポイントはボディーの右側全面にムキ出しのエキゾーストパイプ! 今回調べて、名称を学びました(笑)。とても存在感があって印象的!!

 このパイプの上に、右足を乗せるステップがあって、なんだか変な感じでした。いつも乗っているBMWのF900XRは、ステップの下に何かがあることがないから(笑)。より旧車っぽさを感じました。

 クッション厚めのシートには、型押しのタックロール加工がされていてさり気にオシャレな感じー! ミラー、ウィンカー、ライト、すべてがまん丸に統一されている! デザイン性がなんとも言えないレトロな感じを醸し出していて、よきです。

ちょっと立体感があって、色使いと存在感が素敵なタンクのエンブレム

ちょっと立体感があって、色使いと存在感が素敵なタンクのエンブレム

 また、タンクにあるエンブレムが凝ってる〜! ちょっと立体感があって、色使いと存在感が素敵。ブランドやメーカーロゴって、私、結構注目して見てしまいがち! タンク横にあるから羽のデザインが目立つし、タンクのゴールドのラインと合わせて可愛い♡です。

力強いトルクで走っていく乗り味が楽しい!

 エンジンのかかり始め、出発の時、「きゅるきゅるきゅるぅ〜」みたいな、風と混ざるような、なんともいえない音が聞こえてきます。走り始めると、「タンタンタンタン、 コトコトコト」みたいなサウンド。わあ、可愛らしい音! と、素直に思いました。

シート高は805mm、身長166cmの私で足裏半分とまでは行きませんが、充分両足着きます!

シート高は805mm、身長166cmの私で足裏半分とまでは行きませんが、充分両足着きます!

 身長166cmの私でシート高805mmは、思っていたよりもやや高く感じましたが、座っちゃえばなんのその。足裏半分とまでは行きませんが、充分足着きます! ライディングポジションはフラットめ。楽チンだなぁ〜と言葉が漏れました ^_^

 ハンドルまわりや機能はシンプル。クラシカルなメーターパネルはデジタルとアナログのミックススタイルです。必要な情報をシンプルに見やすく表示してくれます。それにトルク重視の空冷単気筒バイク…というのが気になるところ。トルクがあるので、走行中に多少スピードが落ちても高いギアのままで走れてしまうんだとか。

 いざ走り出したら、3速で時速20キロ程度までスピードが落ちても走行できちゃう! 低速でゆっくりとジリジリ動いている状態の時、いつもなら早めにギアを落としてしまいますが、落とさずにコトコトと鼓動を感じながら走行できる、粘れるバイクではないかぁー!!!

 今までの私ならチキって、早めに速度落とし、ギアを落とし…と、無理せず早め早めのビビリタイプだったのですが、今回はロイヤルエンフィールドジャパンさんの説明を信じてトライしてみました!!

低速でもジリジリと走行ができる粘り強いエンジンが特徴的

低速でもジリジリと走行ができる粘り強いエンジンが特徴的

 いつもなら絶対シフトダウンするところだけど、なんと粘れる! とても粘れる!!
コーナリングもS字クランクも前がやや詰まっている時も、低速でジリジリ走行可能。
すごい (//∇//)

 もちろんエンジンブレーキも効くので、アクセル操作だけで意気込むことなくリラックスして、楽に乗れてしまう!! コーナリングや、細かなカーブ、直線、問題なくすっきり走れた、非常に走りやすいバイク! という印象でした。

 イギリスで誕生し、現在はインド生産となっているロイヤルエンフィールド。バイクはインドの国民の生活には欠かせない乗り物となっています。インド=スクーター、バイク文化…なイメージは私もやんわり持っていました! みんなライダーウェアをがっちり身に纏って、「ツーリングいくぞ〜!」みたいなノリではなく、楽チンんに乗ることが求められている感じ(笑)。いたってシンプルー!

 また、調べて分かったのですが、インドでタンデムする際は、横向きで乗ることがほとんどらしいのです! インドでは「サリー」という一枚の布を体に巻き付ける女性用の民族衣装があります。5〜9mくらいの長さの布を腰に巻いて、残りを肩の上にかけて完成するスタイル。サリーを纏ったままではバイクには跨りにくいため、タンデムする際に女性のパッセンジャーは横向きに腰をかけるんだとか。

 自分でバイクに乗るまで、父親のバイクに乗せてもらってタンデム専門26年やってた私。横向きでタンデムするなんて新しいー! と感心してしまいました。

 バイクを横向きで乗る感覚……不思議やぁ(╹◡╹)。日本じゃないですけどね(笑)。

タンデムシートの下にリアフェンダーとサスペンションを囲むようにサリーガードが装備されている

タンデムシートの下にリアフェンダーとサスペンションを囲むようにサリーガードが装備されている

 それが関係してか、タンデムシートの下にリアフェンダーとサスペンションを囲むようにリアサポートがついている! インドではここに「サリーガード」を取り付けるそうです。これはホイールにサリーを巻き込まないために装備されるみたいです。もちろん、サイドバックや荷物をくくりつけるのにも使えそう。便利パーツにもなりますね!

 こんなところも輸入モデルならではのディテールで、おもしろいなって思いました!

 私的イケメン度は、☆☆☆。星3つ!

 排気量が350ccなので、高速はもちろん街中ツーリングや、ちょっとそこまで! みたいなサクッと乗りでも、乗れる楽ちんバイク。見た目が旧車っぽくてカッコいいから、横浜みなとみらいや、お台場エリアなど、サクッとデートツーにいいかも♡

 もちろん、私、運転しますよ? あ、たまには乗せてもらえると嬉しいです(笑)!

■Royal Enfield BULLET 350

全長 × 全幅 × 全高:2,145 × 785 × 1,125 mm
シート高:805 mm
車両重量:191 kg
エンジンタイプ:空冷4ストローク単気筒
総排気量:349 cc
内径×行程:72 × 85.8 mm
圧縮比:9.5:1
最高出力:14.9 kW(20.2ps) / 6,100 rpm
最大トルク:27 Nm / 4,000 rpm
燃料タンク容量:13 L
タイヤ:前 100/90-19、後 120/80-18
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスク
懸架方式:前 テレスコピック式、後 スイングアーム式
フレーム形式:ツインダウンチューブクレードル
■メーカー希望小売価格:69万4,100円~70万1,800円(消費税10%込)

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