JO1 木全翔也、成績優秀な“小椋悠”に共感 学生時代は「めっちゃ勉強していました」<『しょも恋』インタビュー>

木全翔也

 クランクイン! 写真:松林満美

 JO1の木全翔也が、ドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』(読売テレビ・日本テレビ系/毎週木曜23時59分)で、幼なじみへひそかな恋心を抱く、頭脳明晰な高校生・小椋悠を演じている。芝居の経験はまだ多くはないものの、「これからもやっていきたい」と意気込む木全。今回クランクイン!トレンドのインタビューに対し、ドラマに出演することで自身が成長するだけでなく、グループへも還元したいと熱く、そしてチャーミングに語ってくれた。(取材・文=M.TOKU/写真=松林満美)

■「何もできていない」と悩んでいた

――ドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』への出演が決まったときは、どんな気持ちでしたか?

木全:ある日、事務所の方に呼び出されて、何の話をされるのかと内心ビビっていたんです(笑)。そしたら「ドラマが決まりました」と言われて、すごくうれしい気持ちになりました。実はその頃、グループに対して何もできていないのでは、と悩んでいたんです。バラエティー番組でもあまりしゃべれなくて、僕には何ができるんだろう…って。だからドラマのお仕事が決まったことで、「これで少しはグループに貢献できるかも」と思いました。

――ドラマの仕事が、JO1のためになるかもしれない。

木全:JO1のことをよく知らない人は、世の中にまだまだたくさんいると思うんです。メンバーが11人もいるので、グループ名は聞いたことはあってもメンバー個々のことを深く知らないって方もたくさんいます。

僕がJO1の木全翔也としてドラマに出演すれば、それをきっかけにグループを知ってもらえるかもしれない。グループを知ってもらったあと、僕以外のメンバーにハマってくれたら、それはそれでうれしいですし。豆ちゃん(豆原一成)や(鶴房)汐恩、(與那城)奨くんと、メンバーも続々とドラマ出演が決定していて、今いい流れがきていると思うので、これを絶やさないようにしたいですね。

――もともとお芝居の仕事には興味はありましたか?

木全:はい! 俳優も声優のお仕事もやりたいです。作品を作る仕事に参加するのって本当に楽しくて! 今回のドラマの現場では監督が、皿ひとつを置く位置にもこだわっていたんです。セットの位置をちょっと変えるだけでも、見え方って結構変わるんですよね。僕もそういう細かいことでも気付いて、作品をこだわって作れる人間になりたいです。

――今後も歌やダンスに加えて、芝居も頑張っていきたい?

木全:そうですね。どっちも大好きなんですよ。こんなに楽しい経験がいっぱいできて、すごくお得な仕事だなぁと思っています(笑)。

――「楽しい」という気持ちが強いんですね。

木全:本当に楽しいです! 僕、昔は“アルバイトの鬼”と自負していたくらい、もともと働くことが好きなんですよ。これからもいろいろお仕事をもらえたらうれしいです!

■本当に? 「めっちゃ勉強した」学生時代

――本作では頭脳明晰な高校生・小椋悠を演じていますね。

木全:小椋悠は成績優秀な高校2年生で、同級生の(谷村)くるみちゃん(中田青渚)に小さい頃から片思いをしているのに、その気持ちをなかなか伝えられずにいます。だからこそ、くるみちゃんと主人公の(筒見)拓郎さん(眞島秀和)がどんどん仲良くなっていく姿を見て、複雑な気持ちでいるんですよね。くるみちゃんのことを応援したいのに、応援できないみたいな。愛おしいキャラクターです。

――悠と共感する部分や自分にはないと感じることは?

木全:うーん、共感する部分はたくさんありますね。勉強面とか。

――成績優秀だったんですね。

木全:学生時代とかめっちゃ勉強していましたよ! 勉強が好きというか、将来的にやっぱ大事かなって思って。実をいうと僕、弁護士を目指していたんです。もしメンバーに何かあったときは、僕が弁護してあげようかなぁ。

スタッフ:…本当は?

木全:あっ、全部うそです。

――なんと…(笑)。

木全:うそをついて申し訳ございませんでした!  でも、悠に共感できるっていうのは本当なんです! どこがどうって言葉で表現するのは難しいのですが、演じる際の雰囲気作りがしやすかったんですよ。恐らく悠と通ずる部分があったんだと思います。

――今後、悠はどうなっていきますか?

木全:序盤では強がっていますが、これからどんどん感情をあらわにしていきます。頭がいい彼ですが、それでも抑えきれない気持ちがあふれ出ちゃうんですよね。そんな悠を上手く表現できるように、頑張ります!

――楽しみです。本作の主題歌はJO1の新曲「We Good」ですね。

木全:ドラマの主題歌を担当できるのって、本当にありがたいことだなと思います。以前も別作品で主題歌を担当しましたが、今回は自分が出演するドラマの主題歌だなんてうれしすぎです! これからもいろいろな作品に関わりたいよねっていう話をメンバーとしていますし、そうやって、たくさんの方にJO1を知ってもらいたいですね。

――曲の聞きどころについても教えてください。

木全:明るくてハッピーな曲で、くじけそうになったとき「まだまだいける」「僕たち、いい感じだから」とポジティブな気持ちにさせてくれます。落ち込んだときにこの曲を聞いたら元気になれます。「皆さんも落ち込んだとき、絶対に聞いてくださいね!」とはあえて言いません。ただ、僕はこの曲を聞くので皆さんも…?

■木全が語る“自分の好きなものを食べる論”

――ちなみに、木全さんは緊張しいだとお聞きしました。本作では、メンバーのいない現場での仕事になりますが緊張はしますか?

木全:緊張しますね…! こればっかりは慣れていくしかないかなぁ。最初から緊張しない人って、どういう構造をしているのかな? 何かいい方法があれば教えてほしいです(笑)。

――例えば、緊張しないためのルーティンはありますか?

木全:寝る前にちゃんと台本を読むことです。前日は感情をめっちゃ入れて読むのではなく、スラスラと読めるようにしてから寝て、朝起きて移動中にまた読んで覚えて、現場入りしています。

演じるときは、現場の雰囲気に合わせて表現するようにしていますね。セリフを覚えるためにいい方法がほかにもある気がするので、オススメがあったら誰か教えてください!

――台本を覚えるだけでも大変そうです…!

木全:そうですね…特に序盤はレコーディングの時期とも被っていて大変でした。色々重なって切羽詰まっちゃって。しかも覚えるだけじゃダメで、そこから感情を乗せたり、演じる役のことを考えたりしなきゃいけないんです。

例えば、今回演じている悠は、くるみちゃんのことを「くるみ」って呼ぶことが多いんです。ただ、台本に「お前」って書いてあるときがあって。これをそのまま「セリフ」として読むだけじゃなくて、なんで呼び方が違うのかって考えなければいけないんです。結果的に今回は監督に「変えてもいいですか?」と相談しました。そうやってセリフを覚えて言うだけじゃなくて、今の僕ができる限りのことを表現者としてやらないといけないし、やっていきたいです。

――たくさん工夫されているんですね。今後も放送が楽しみです。最後にドラマのタイトル「恋愛論」にかけて、木全さんが「論じたい(語りたい)」と思うことをぜひ教えてください。

木全:論ですもんね。ちゃんと反論できるようなものじゃないと。うーん…あっ! 「ご飯は自分の好きなものを食べる」という食事論&健康論! これでどうでしょうか?

――おお…!

木全:例えばコラーゲンが欲しいなと思ったときは豚足を食べます。(栄養は)嫌いなもので取るんじゃなくて、好きなものを食べて取るという。あっ、でも僕、嫌いな食べ物ってそんなにないわ。でも、ほら、食べ物じゃなくてサプリで栄養を補う人もいるじゃないですか!

――確かに、そういう方もいますね。

木全:ですよね! でも僕はそうじゃなくて、好きなものを食べて栄養を取るんです! そうやって健康を保つ、ということを論じさせていただきました(笑)。

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