価格高騰を感じる食品3位は「調味料・調味油」2位は「小麦粉」。平均購入額は3776円。スーパーでの買い物に関する調査を発表
食料品の値上げが止まりません。帝国バンクの発表(PDF)によると、2022年の食品値上げ品目数は2万5000品目以上。2023年も原材料高騰による値上げが累計2万品を超える見通しで、4月から1世帯「月2000円」の食費負担増が見込まれるとしています。
TOA(株)が全国の20~50代の主婦・主夫を対象に行った『スーパーでの買い物に関する調査』によると、価格高騰を感じる食品1位は「卵」。2位に「小麦粉」、3位は「調味料・調味油」と続きます。1位の「卵」は86.2%の人が「価格高騰を感じる」と答えており、8割を超える人が、食品の価格高騰を感じていることがわかります。
スーパーでの買い物頻度は、約半数が「週1~2日」と回答。「週3~4日(27.8%)」「週5~6日(13.0%)と続き、「毎日」と答えた人も7.4%。9割以上の主婦・主夫は、週に1回以上スーパーへ買い物に行くことがわかります。
また、一度の買い物での平均購入金額は「3,776円」。外食をのぞく1ヵ月の食費は、一人あたり「10,000円以上20,000円未満」と答えた人が最も多く31.8%。「20,000円以上30,000円未満」が23.4%と続いています。
スーパーでの買い物の計画性についての質問では、「決めていたもののみを購入」と回答した人は9.0%と1割を下回り、「決めていたものを多く購入(46.2%)」「決めていたものとそうでないもの半々(35.0%)」と続き、多くの人が決めていたもの以外もその場で購入を決めていることがわかります。
決めていたもののみを購入する堅実派は、「なるべくチラシを見て買いに行く」(新潟県・55歳女性)、「予算内で買い物するため」(千葉県・54歳女性)、「誘惑の多い場所からは速やかに撤退すべし」(北海道・55歳女性)と回答。
逆に、「見切り品は、お店に行かないとわからないから」(和歌山県・58歳女性)「何が新鮮で安いのか分からないから」(千葉県・50歳男性)と、店頭で見て判断したほうが「お得」という意見も見られました。
しかし、店頭キャンペーンや特売に魅かれ、ついつい予定にないものまで買ってしまうことも。そんな「つい買ってしまう贅沢品」についての質問では、
「ブランド和牛、高級酒」(東京都・42歳男性)
「ビールやチューハイなどのアルコール飲料。忙しい日が続いてリラックスしたいとき」(広島県・59歳女性)
「忙しかったり疲れていたりする時に、ちょっと高いアイスを買ってしまう」(石川県・51歳女性)
「生ハム。夜お酒を飲む!と決めて買い物をするとおつまみ用に買ってしまう」(神奈川県・36歳女性)
などがあげられていました。
調査方法:WEBアンケート調査
調査テーマ:スーパーでの買い物に関する調査
調査対象者:全国の20~50代主婦・主夫※ 計500名
※家庭の家事全般を自身がメインで行う人
調査期間:2023年7月10日~12日
調査主体:TOA株式会社
調査機関:株式会社ネオマーケティング
08/23 07:30
婦人公論.jp