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年賀状に“子どもの写真”問題 今年はどうなる? 賛成派は「目くじらを立てる理由が分からない」

賛否両論の「年賀はがきの子ども写真」。それぞれの考えを聞いてみた(写真はイメージ)【写真:写真AC】

賛否両論の「年賀はがきの子ども写真」。それぞれの考えを聞いてみた(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 10月29日(木)から、令和3年(2021年)版の年賀はがきが販売されます。来年の干支は「丑(うし)」。写真のチョイスや画像の入手に今から余念がない方もいらっしゃることでしょう。ところで、この時期になると話題になるのが「年賀はがきの子ども写真はどうなの?」問題。そこで今回は、賛成派と反対派、双方の意見を聞き取り調査してみました。

 ◇ ◇ ◇

賛成派の意見の多くは「他にネタがない!」「子どもの成長記録」

「年賀はがきを送る気持ちが萎えてます」

 そう語るのは、今年の春、独身の友人から「いい加減、子どもの写真が入った年賀状を送らないでよ。嫌味なの?」と怒られた経験を持つ佐緒里さん(42歳)。これまで13年にわたり、長女と長男、2人の愛らしい姿を年賀はがきに託し、仲の良い友人や親戚に送ってきました。

「嫌がる人もいるとは聞いていましたが、まさか自分の友人が嫌がっているとは思わなかったんです。これから先、どうすればいいのやら……」

 そこで筆者は、子どもの顔写真をプリントした年賀はがきを送りたいと思っている賛成派のママたちに、その理由を聞いてみました。

 
・子どもの写真以外にネタがない
・送りたいから送っているだけ
・子どもの成長記録のようなものなので、記念に作ってあげたい
・子どもがいたら、子どもの顔写真入りで送るのが当たり前のことだと思っていた
・家族全員の写真を載せるべき

 
「ネタ不足」から「当然」まで、理由はさまざま。中にはこんな“厳しい声”も。

 
・年に1度のことなのに、子どもの顔写真に目くじらを立てる理由が分からない
・子どもの写真くらいでガタガタ言う人には、二度と年賀はがきを送らない

 
 それでも多くのママは、独身や不妊治療中の友人などには、市販の年賀はがきなど別途用意したはがきを送る気遣いをしていることも分かりました。一方で結婚から12年、不妊治療歴7年になる静香さん(41歳)は、ため息とともにこんな言葉を吐き出します。

「私はもう長いこと不妊治療を続けています。それを知っているのに、わざわざ子どもの顔写真付きで年賀はがきを送ってくる友人がいるんです。こちらから年賀はがきを返さないのに、わざわざ送ってくるんですよね。もう、受け取り拒否しようかな」

 治療を始めた年、静香さんは仲が良い友人たちには、不妊で悩んでいることを打ち明け、「できれば子どもの写真を送らないでほしい」というお願いをしたそう。このため、ほとんどの人が気を使って子どもが写っていない年賀はがきを送ってくれるといいます。

 しかし、件の友人は「わざわざ別の年賀状を作るのは面倒だから」と、頑なに子どもの顔写真入りのものを送ってくるのだそう。

反対派の意見は「意味が分からない」「だから何?」

 次に、子どもの顔写真入りの年賀はがきを否定する反対派に意見を聞いてみました。

 
・会ったこともない子どもの顔写真を、他人に送り付ける意味が分からない
・友人本人も写っているならまだしも、子どもだけの写真を送られても……
・「で? だから何?」って感じ
・「どうせ自慢したいだけでしょ?」と思い、疎遠にするバロメーターにしている
・住所が変わっていないか確認したらすぐに捨てている
・SNSで子どもの顔写真が写ったら……とか、個人情報が……とか、普段はとても過敏になっているのに、年賀はがきに住所も電話番号も子どもの名前も載せて送ってくるのが意味不明

 
 こちらも厳しい意見が並んでいます。また、中には思わぬ方法で相手に自分の気持ちを伝え、縁切りに至ったケースも。

「巳年に、ペットのヘビの写真で埋め尽くした年賀はがきを送ったら、毎年コラージュした子どもの写真入りの年賀状を送り付けてくる友人から『気持ち悪い!』ってメールが来ました。『あなたと同じことをしただけだよ?』と返したら『子どもと爬虫類を一緒にしないで!』と怒り始めたので、それ以来まったく連絡を取っていません」

 子どもの写真入り年賀状の賛否は毎年論じられますが、それぞれに言い分があり、正解はありません。けれども相手に対して、必要以上に配慮を求めるのはマナー違反。

 賛成派は送付前に相手の考えを聞いてみたり、逆に反対派で絶対に目にしたくないという人は“年賀状じまい”を検討したりするなど、お互いを尊重し合い、また改めるなど、これからの関係性を考える機会にしてみてはいかがでしょうか。

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