「シュマッツ」初の缶入りビール発売、中味は「ヴァイツェン」

カイザーキッチンビールは12日、ジャーマンクラフトビール「シュマッツ」ブランドから「ヴァイツェン」(330ml缶/税抜398円、アルコール分5.5%)を発売する。同社が通年商品として缶ビールを発売するのは初めて。

一口含むとヴァイツェン酵母由来のバナナやクローブのようなフルーティーで華やかな香りが鼻からスッキリと抜けていく。さらに、ドイツ・バイエルン州で150年の歴史を持つ醸造所で管理されている生酵母を使用することで、ほのかにレモンのような爽やかさも感じられる。

発売日となる12日には東京都目黒区の同社本社で発表会を開催し、渡辺愛咲ゼネラルマネージャーと片桐大介オンプレミスマネージャーが発売の経緯やおいしい注ぎ方、フードペアリングを説明した。

(左から)渡辺マネージャー、片桐マネージャー

(左から)渡辺マネージャー、片桐マネージャー

〈缶での展開は「店舗での人気No.1商品を幅広く楽しんでもらうため」〉

渡辺氏は缶商品を発売することとなった経緯を「当社の“ヴァイツェン”は華やかな香りと芳醇な味わい、シルクのようなまろやかな口当たりが特徴で、ビールが苦手な方からビール愛好家まで幅広く愛されている。37店展開しているビアレストラン“シュマッツ”でも人気No.1の商品だ。小売市場でも瓶入り商品はすでに展開しており、購入された方からも高く評価を頂いている。とはいえ、小売市場でのビールの瓶容器の割合は1割にも満たず、ほとんどが缶入りで流通している。そのため、缶入りの商品を発売すればより多くの方に届けられるのではないかと考えた」と説明した。

また、「ヴァイツェン」を初の缶ビールとして選んだのは「日本のビール市場でラガーやピルスナーのシェアが高いことは知られているが、それ以外に目を向けてみるとホワイトビールを選ぶ方も比較的多い。日本のお客様に楽しんでもらえているジャンルということや、当社のビールで人気No.1ということから缶商品での発売に至った」と話した。

「店舗名およびブランド名の“シュマッツ”はドイツ語で“幸せの音”を意味する単語。当社は2013年に中目黒で創業し、2020年に小売事業をスタートさせた。1杯のビールから始まるたくさんの“シュマッツ”を日本中、世界中に広げたいという思いがあり、今回の缶ビール発売もその一環だ」(渡辺氏)。

また、片桐氏は「他社のホワイトビールと異なるのはやはり酵母。150年にわたり、ビールの本場であるドイツで愛されてきただけあって味わいには自信がある」と胸を張る。また、「おいしく飲んでもらうため」の方法を「グラスに注ぐ際に一度缶をひっくり返し、沈んでいる酵母を浮かせてから注いでもらいたい。グラスの中で一度思いっきり泡を作ってから、何度かに分けて注ぐともちもちとした泡が楽しめるほか、当商品の特徴でもある香りを閉じ込めることができる。ちなみに、店舗では提供する樽詰めのビールを提供しているが、その樽も逆さまにして保管している」と明かした。

ペアリングのおすすめでは「カマンベールと魚介のアヒージョ」を挙げ、「ヴァイツェンの甘みとカマンベールチーズのミルキーで癖のある味わいが相性抜群。クミンやスパイスを加えることで、ヴァイツェン酵母特有のクローブのような香りがさらに引き立つ。季節の魚介と一緒にお好みの具材をスキレットに入れて火をかけるだけなので、キャンプや家飲みにもおすすめの一品」と相性の良さを紹介した。

〈酒類飲料日報2024年3月13日付〉

ジャンルで探す