エバラ焼肉のたれ「黄金の味」シリーズ45年の“集大成”、ニンニク不使用も濃厚でコク深い「黄金の味 濃熟」、原料の45%に国産リンゴ「黄金の味 贅沢林檎」発売

エバラ食品工業は2月3日、「黄金の味 濃熟」と「黄金の味 贅沢林檎」の2品を「黄金の味」シリーズに加える。

「濃熟」は、国産リンゴを使用したフルーツベースの焼肉のたれという、「黄金の味」の基本価値はそのままに、ニンニクを使わず、炒めたタマネギや干しブドウ、完熟トマトを効かせた濃厚でコク深い味わいに仕上げた。「贅沢林檎」は、シリーズ発売45周年を記念し、濃厚なフルーツベースというシリーズのDNAを追求して原料の45%に国産リンゴを使用した贅沢な焼肉のたれだ。

「黄金の味」は1978年に発売され、発売以来、焼肉のたれを代表するトップブランドとして消費者に親しまれている。ネーミングは、創業者の森村國夫氏が、当時放送されていたNHK大河ドラマ「黄金の日日」にヒントを得て命名したとの経緯がある。

果実類の配合が最も多く約35%がフルーツ。特にリンゴは全体の3分の1を占め、一般的な焼肉のたれが醤油をベースとしているのに対し、「黄金の味」はフルーツベースの焼肉のたれといえる。また、1978年当時、一般的な焼肉のたれに使われていたリンゴは、リンゴジュースを絞った後の繊維分が主体だった。しかし、エバラ食品工業では、初めてピューレ状にしたリンゴを採用し、高級感があり、肉との絡みがいい「とろみ」とさわやかな「甘み」のある焼肉のたれ「黄金の味」につながった。

2017年に大リニューアルを行い、2020年2月に32年ぶりの新テイスト「さわやか檸檬」、翌年の2021年には「旨にんにく」を発売した。そして2023年、「黄金の味」が発売45周年を迎える。今回の2品は、これまでの「黄金の味」の歴史を踏まえた集大成ともいえる商品だ。

開発・マーケティングを担当するエバラ食品工業クリエイティブ本部商品開発部商品開発第二課の石井敦史課長は、「2017年に、1978年の発売以来初めての大リニューアルを行った。その際、『黄金の味』の基本価値を“果実の爽やかな甘さとまろやかなとろみを感じられるフルーツベースのたれ”と定義づけた。リニューアルは、この定義を踏まえ、焼肉のたれのおいしさの構成要素であるとろみ、舌触りのある繊維感をさらにアップさせた。この定義づけが、その後、2020年の32年ぶりにこのDNAを持った新テイスト“さわやか檸檬”の発売につながった。今回の2品も、DNAを持った商品」と経緯を紹介する。

エバラ食品工業・クリエイティブ本部商品開発部商品開発第二課の石井敦史課長

エバラ食品工業・クリエイティブ本部商品開発部商品開発第二課の石井敦史課長

「黄金の味 濃熟」は、原料の3分の1に国産リンゴを使用するちょっと贅沢な焼肉のたれという「黄金の味」シリーズの特徴はそのままに、ニンニクを使わずに、炒めたタマネギや干しブドウ、完熟トマトを使用し、濃厚でコク深い味わいを実現した。隠し味にすりごまを使用し濃厚な味わいにした。ニンニクを使っていないため、においが気になるシーンでも使いやすい焼肉のたれだ。

開発の背景には、2020年に発売した「さわやか檸檬」のヒットがある。ニンニク不使用でいつもの焼肉のたれと同じような濃厚な味わいが欲しいという消費者に応えるために開発した。牛肉、豚肉、鶏肉などさまざまな肉と合わせて楽しむことができ、お弁当のおかずづくりにも活用できる。「これまで黄金の味を使っていただいていた方に、さらにおいしい焼肉を食べていただきたい。またニンニク不使用で、新たな需要を開拓したい」(石井課長)。

「黄金の味 贅沢林檎」は、現行品の1.3倍に当たる原料の45%に国産リンゴを使用しており、リンゴ由来の甘酸っぱく濃厚な味わいをこれまで以上に楽しめる。また、国産ニンニク、本みりんなど原料にもこだわり、リンゴの味わいを感じられる品質に仕上げた。2023年が「黄金の味」発売45周年に当たることから、その象徴であるリンゴを原料の45%に使用した。原料の3分の1に国産リンゴを使用したフルーツベースのたれという「黄金の味」シリーズの特徴をより追求した商品。石井課長は「ちなみに、45%は工場で作ることのできる最大の配合割合であり、おいしい配合割合。贅沢にりんごのたれがからむ味をぜひ味わっていただきたい」と贅沢な味を強調する。

〈畜産日報2023年1月26日付〉

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