ホンダ「新型スポーティセダン」発売へ 新たな「フラッグシップモデル」となった「アコード」が登場 どんな特徴がある?

ホンダが2024年春に発売予定の新型「アコード」とは一体どのようなモデルなのでしょうか。

「アコード」来春に発売 セダンなき今“フラッグシップ”に

 2024年春の発売がすでにアナウンスされている、ホンダの新型セダン「アコード」。
 
 元々はミドルクラスの車両として登場したアコードではありましたが、代を重ねる毎に大型化し、上級車種であった「レジェンド」や「インスパイア」も姿を消した現在では、ホンダのフラッグシップセダンのポジションを担うまでになりました。

新型「アコード」 どんな特徴が?

新型「アコード」 どんな特徴が?

 一時期はレジェンドや「グレイス」、「シビックセダン」「インサイト」と豊富にラインナップされていたホンダのセダンでしたが、現在はすべて終売。

 まもなく登場するアコードが最後の砦となってしまったのですが、果たして新型アコードはどのようなクルマなのでしょうか。

 現在では日本のみならず、アコードはさまざまな国と地域で販売されています。

 通算11代目となる新型は、海外ではガソリンモデルも存在するものの、日本仕様には2リッターエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドシステム「e:HEV」仕様のみをラインナップします。

 ボディサイズは先代よりもやや大型化し、全長4970mm×全幅1860mmと堂々のサイズとなるようです(数値は海外仕様のもの)。

 デザインは現行型ホンダ車に共通するシンプルでクリーンなものとなり、セダンでありながらファストバッククーペ風のスタイルが強調されて、スポーティさをプラス。

 一方で押し出し感は薄くなっているので、フラッグシップセダンとしての風格という面では賛否がありそうなものとなりました。

 装備については運転支援システムに現行の「Honda SENSING」のフロントカメラに加え、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを新たに装備することで360度センシングを実現した「Honda SENSING 360」を搭載。

 さらに、国内のホンダ車として初となる車載向けコネクテッドサービス「Google ビルトイン」を搭載。

 このGoogle ビルトインは、スマホでもおなじみの「OK Google」で立ち上がり(アイコンのタップでも可)、ナビの設定や検索などはもちろんのこと、エアコンの温度設定やシートヒーターのオンオフなど、クルマの機能についても音声で操作できることが最大の特徴です。

 また、1つのダイヤルで複数の機能の操作ができる「エクスペリエンスセレクションダイヤル」を国内のホンダ車として初めて採用し、ユーザーごとにエアコンの温度設定、オーディオソース、照明などの車内機能を一括設定することも可能となるなど、先進的な機能を多く搭載している点も特筆すべきポイントと言えるでしょう。

 新型アコードの価格はまだ明らかとなっていませんが、装備の内容などを考えると先代の465万円を上回ることは確実視されており、現在レジェンドなどを保有しているユーザーをどのくらい取り込むことができるかどうかも気になるところです。

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