ホンダが“約350万円”の新型「シティ RS」実車展示! 「フィット」より大きい「めちゃ精悍」なハッチバック! タイに登場

ホンダのタイ法人はバンコクで11月30日から12月11日まで開催された第40回「タイ国際モーターエキスポ2023」に、新型「シティ」ハッチバックのスポーティな「RS」仕様を出展しました。

全長4.3m級! 日本にはないコンパクト「シティ」とはどんなクルマ!?

 ホンダのタイ法人は、2023年11月30日から12月11日までバンコクで開催された第40回「タイ国際モーターエキスポ2023(モーターエキスポ2023)」に、ホンダの新型車ラインナップを出展しました。
 
 多くのモデルが並ぶなかには、日本未発売のコンパクトカー、新型「シティ ハッチバック」の姿もありました。

めちゃカッコイイ! ホンダ新型「シティハッチバック e:HEV RS」

めちゃカッコイイ! ホンダ新型「シティハッチバック e:HEV RS」

 シティは、今から40年以上前の1981年に登場したコンパクトカーです。

 当時としては斬新だった短い全長と高い車高の組み合わせにより、非常に広い室内空間を実現。ユニークなスタイリングとも相まって、人気を集めました。

 そして1986年登場の2代目シティは、一転してワイド&ローなフォルムを採用し、ホンダファンを再び驚かせました。

 2代目シティが1995年に販売を終え、国内ではその名が消えてしまいましたが、新興国を中心とした海外向けの4ドアセダン車に継承されました。

 当初は「シビックセダン」がベースでしたが、のちによりコンパクトな「フィット」ベースに変更されており、そのセダンモデルが国内向けに「フィットアリア」や「グレイス」として販売されたこともあります。

 現行モデルは初代から数えて7代目で、2019年にタイで発表されました。

 これまでのコンパクトセダンに加え、2020年には5ドアハッチバックモデル「シティハッチバック」も追加設定されています。

 モーターエキスポ2023会場にも、このシティハッチバックのスポーティな「RS」仕様が出展されていました。

 タイ仕様のシティハッチバックに搭載するパワートレインは、当初最高出力122馬力・最大トルク173Nmを発揮する1リッター直列3気筒VTECターボエンジンのみの設定でした。

 しかし2023年には、最高出力98馬力・最大トルク127Nmを発揮する1.5リッターエンジンに最高出力109馬力・最大トルク253Nmを発揮するモーターとリチウムイオン電池をを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」も追加されています。

 展示されたシティハッチバックもこの新型e:HEV仕様でした。

 シティハッチバックのボディサイズは、全長4349mm×全幅1748mm×全高1488mm、ホイールベース2589mm。

 日本のコンパクトカー「フィット」(全長3995mm×全幅1695mm×全高1515-1540mm、ホイールベース2530mm)よりも全体にひと周り大きなサイズとなっています。

 シティハッチバック RS e:HEV仕様には、外装のディテール各部にブラックがあしらわれるほか、内装もブラックをベースに赤のラインが施され、全体にスポーティな仕上げです。

 また先進運転支援機能「ホンダセンシング」も採用されるなど、安全性にも配慮が配られています。

 ボディカラーは、スポーティな「ブリリアントスポーティブルーメタリック」をはじめとする全6色。

 タイでの販売価格は、1リッターVTECターボモデルが59万9000バーツ(約244万円)からで、e:HEVモデルが84万9000バーツ(約346万円)からです。

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 モーターエキスポ2023のホンダブースでは、新型シティハッチバック RS e:HEVをはじめ、プレミアムセダンの新型「アコード」や、タイ・カー・オブ・ザ・イヤー2023を受賞したミドルサイズSUVの新型「CR-V」など、タイで販売される多くのモデルが勢ぞろいしていました。

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