緊急事態宣言でクルマ移動が増加!? 外出自粛に「食料まとめ買い」増えた背景も

個人向けカーリース「おトクにマイカー定額カルモくん」を運営するナイルは、緊急事態宣言による通勤などのクルマの利用状況への影響を調査しました。

クルマの利用が増えた人が19.6%

 個人向けカーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルは、コロナの流行が始まった2020年2月から契約数が伸びており、4月に至っては繁忙月といわれる3月よりも20%から25%増えている状況を受け、実際に緊急事態宣言によって、 通勤などのクルマの利用状況にどのような影響が表れているのかを調査しました。

クルマを利用するイメージ

クルマを利用するイメージ

 調査期間は、2020年4月13日から4月20日の約一週間で、2020年4月7日に緊急事態宣言が出た東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に住み、クルマを所有していて普段から利用する人1183人が対象となっています。

 まず、「新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出てから自家用車の利用頻度に変化はありましたか」という質問に対しては、増えたが232人(19.6%)、減ったが350人(29.6%)、変わらないが594人(50.2%)、わからないが7人(0.6%)という結果となりました。

 また、クルマの利用が増えたと答えた人を対象に、クルマを利用する用途を聞いたところ、買い物が182人(33%)、通勤・通学が122人(22%)、送り迎えが122人(22%)、レジャーが62人(11%)、避難が45人(8%)、その他が17人(3%)という結果でした。

 さらに詳しく聞いてみると、買い物での利用としては「夫婦で買い物に行く機会が増えたので、電車やバスを利用するのは不経済であり、ウイルス感染のリスクもあるのでクルマを利用している」や、「公共交通機関よりもクルマで移動するほうが、新型コロナウイルスの罹患リスクを減少させられるから」、「電車を利用するよりクルマの方が安全」と、クルマのほうが公共交通機関よりも安全であると考えて利用する人が一定数増えています。

 ほかにも、「できるだけ外出を避けたいので、食糧をまとめて買いたいため」や、「約1週間分の食料品の買い出しのため」と、外出自粛要請によって、一度に買う量が増えたのでクルマじゃないと運べないという理由もありました。

 通勤・通学では「感染防止のために公共交通機関ではなくマイカーにて出勤」や、「電車とバスを使って通勤していたが、それだと感染リスクか高まるのでクルマ通勤に切り替えた」などと、買い物と同様に感染リスクを考えてクルマの利用をみずから選ぶ人が増えていたり、「電車ではなく、クルマで出社が可能になった」や、「会社にクルマで出社してほしいと言われた」、「電車通勤が会社で禁止された」と、 職場が公共交通ではなくマイカー通勤を許可したり命じたりという状況になっているようです。

 また、 レジャーでは「テレワークで日中も自宅にいるため、仕事が終わったのちに、気分転換にドライブをする」や、「気分転換に乗っている。クルマから降りなければ関係ないと思うから」、「墓参りでクルマを使用します。普段は電車でも行けるのですが、乗りたくないのでクルマにしています」という回答がありました。

クルマでおこなっているウイルス対策は?

 緊急事態宣言後に「クルマの利用が増えた、変わらない」と答えた人に、クルマでおこなっているウイルス対策を聞いてみたところ、窓を開けて換気が162人(28.4%)、車内を除菌が88人(15.4%)、マスクを着用が63人(11.1%)、人を乗せないが27人(4.7%)、手洗いうがいをするが24人(4.2%)、エアコンで外気を入れるが14人(2.5%)、目的地で表に出ないが6人(1.1%)、時間帯を変えるが2人(0.4%)、3密を避けるが2人(0.4%)、対策はしていないが162人(28.4%)、その他が20人(3.5%)との結果となっています。

クルマを利用するイメージ

クルマを利用するイメージ

 対策で一番多かったのは「窓を開けて換気」でしたが、窓を開けながら「マスクをしている」、さらに「触れたところの除菌をしている」という3つの対策の組み合わせで対策をしている人も多数いました。

 また、車内の除菌に関しては、消毒薬や殺菌スプレー、除菌シートを使用して、車内でも手の触れる箇所(レバー、 ドア、 ハンドル、 カーナビ画面)を拭くという声や、クルマから降りて再び乗るときは手を消毒して、車内にウイルスを持ち込まないようにしているという声も少なくありませんでした。

 なかには「シートカバーを使用する度に、毎回洗ったり、他人といっしょに乗る際には、必ずななめ向かいになる位置に乗るようにしたりする」といった人もいました。

 窓を開けて換気が多い一方で、「感染リスクの高い所では窓は閉めている」や「窓を開けない」、「必要のない窓の開閉を避ける」といった、外からの空気を入れないようにするという人もいます。

 窓を開けないという対策を取っている人は、窓を開ける代わりに「空気清浄機付きエアコンを使用する」や、「高機能エアコンフィルターを装着した」、「車載用の空気清浄機と加湿器を稼働している」などの対策を取り、車内の空気を循環させているようです。

 それ以外にも、「自分と家族以外は乗せない」や「1人だけで乗る」、「なるべく喋らない」、「行き帰りにどこも寄らない」、「長時間乗らない」、「行った先での三密の徹底」、「混雑している場所や時間を避ける」など、乗り方や行き先の調整で対策をしているという意見もありました。
 
 ちなみに、対策はしていないという人のほとんどは、ひとりで運転するためという意見が大半となっています。

※ ※ ※

 以上の調査から、緊急事態宣言下においては一定数、クルマを利用する人やクルマを利用しなければならない人がいることが判明する結果となりました。

 もちろん、どうしても必要な外出はありますが、できる限り外出の時間や距離を短くすることで、新型コロナ感染の拡大を防止していくことが大切です。

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