青い鳥「ブルーバード」 意外とある動物が車名の由来となったクルマ5選

クルマの車名のなかには、動物を由来に持つクルマが存在しますが、パッと聞いてすぐ動物だとわかるものもあれば、わかりづらいものもあります。いったい、動物が由来のクルマにはどんなクルマが存在するのでしょうか。

童話「青い鳥」がそのまま車名に

 クルマの車名は、車種に応じてさまざまな由来を持って命名されますが、なかには動物が車名の由来となるクルマも存在します。

 そこで、これまで発売されたクルマのなかから動物を車名の由来にもつクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●日産「ブルーバード」

「ブルーバード」は、日産が2001年まで販売していた中型セダンです。

日産2代目「ブルーバードシルフィ」

日産2代目「ブルーバードシルフィ」

 1959年に初代「ダットサン ブルーバード」が発売されて以降、当時ライバル車とされていたトヨタ「トヨペット コロナ」とともに販売競争を展開。2台の競争は「BC戦争」とまで呼ばれ、日本のモータリゼーションの発展に貢献しました。

 スーパースポーツセダンの略とされる「SSS」というスポーティグレードの設定もあり、クルマ好きからも支持を受けます。

 そして、代を重ねた後にブルーバードは販売を終了しましたが、2000年にシャシを「サニー」と共用する「ブルーバードシルフィ」が発売され、ブルーバードの名前は日産に残ります。

 しかし、2012年12月のモデルチェンジで「シルフィ」へ改称。これにより、ブルーバードの名前は消滅しました。

 車名の由来(意味)は、メーテルリンクの童話として有名な「青い鳥」です。

●三菱「コルト」

「コルト」は、三菱が2013年まで販売していたコンパクトカーです。

 車名としての歴史はブルーバードと同じくらい長く、1962年発売の「コルト600」や、1963年発売の「コルト1000」などが存在。コルトを車名に持つクルマが多数生まれたものの、1970年代に一旦歴史が途絶えます。その後、2002年に新たなコンパクトカーとして「コルト」の名前が復活しました。

 車種名の歴史が長いことから、「千葉三菱コルト自動車販売」のように販売店の名前に「コルト」がついている場合もあります。

 2002年から、近年のクルマとしては比較的長い間販売がおこなわれ、2012年まで生産されていました。

 コルト(COLT)は、英語で「仔馬」という意味です。

●スバル「サンバー」

「サンバー」は、スバルが販売する軽商用車です。バンタイプとトラックタイプのボディをラインナップに持つダイハツ「ハイゼット」のOEMモデルで、2012年まではスバルの自社生産モデルとして販売がおこなわれていました。

 初代モデルは1961年に発売され、OEMモデルの販売というかたちではあるものの、車名が続いた歴史としては60年近くになります。数ある国産車のなかでもとくに長寿な車名です。

 自社生産モデルだった頃は、リアエンジン・4輪独立懸架というスペックを持っていた点も有名でした。

 サンバー(Sambar)は、シカ科ルサジカ属に分類される、水鹿(学名:Rusa unicolor)を意味します。

トヨタのロングセラーSUVも動物の名前が由来

●トヨタ「ハリアー」

「ハリアー」は、トヨタが1997年から販売する中型SUVです。

トヨタ「ハリアー」

トヨタ「ハリアー」

 現在も人気の高い都会派SUVの先駆者といえる存在で、長い期間にわたり安定した人気を博します。2003年に発売された2代目では、ハイブリッドモデルも設定(2005年追加発売)されました。

 ハリアーは、海外では初代モデルの頃から一貫して、トヨタの高級ブランドであるレクサスで「RX」として販売されていました。しかし、2005年のレクサスが国内導入され、RXも2009年に発売されます。

 しかし、RXの国内導入後もハリアーは継続販売がおこなわれ、2013年には独立車種として3代目ハリアーが発売されました。

 一般社団法人 日本自動車販売協会連合会の発表する新車販売ランキング(軽自動車・輸入車は除く)では、発売から約6年が経過した2019年9月度にも3890台を売り上げランキング25位につけるなど、根強い人気を誇ります。

 ハリアーは(Harrier)は、英語で「チュウヒ」(タカの一種)という意味です。

●マツダ「ボンゴ」

「ボンゴ」は、初代モデルが1966年に発売されたキャブオーバー型車です。初代モデルからトラック、バン、コーチ(乗用モデル)など複数のボディタイプが用意されていました。超低床設計が特徴で、使い勝手の良い多用途車として定着します。

 その後、モデルチェンジを重ね、ボンゴは「ボンゴブローニイ」や「ボンゴフレンディ」などさまざまな派生モデルが登場します。なかでも、ボンゴフレンディはルーフ部分が持ち上がってテントのような空間が出現する「オートフリートップ」という装備が設定されたことで話題となりました。

 現在、ボンゴの名前はマツダが自社生産する「ボンゴバン」および「ボンゴトラック」、そしてトヨタ「ハイエース」のOEMモデルである「ボンゴブローニイバン」で残されています。

 ボンゴの由来は、ウシ科ブッシュバック属に分類されアフリカに生息する、カモシカに似た動物「Bongo」です。

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