愛子さま20歳 堂々とした“天皇の娘”の風格と気品…元皇族・黒田清子さんから“お祝いのごあいさつ”《シンプルなローブ・デコルテの理由》

 12月5日、天皇皇后の長女・愛子さまがご成年行事に臨まれた。午前中には皇居・宮中三殿を参拝、その後宮殿で天皇から、女性皇族の中では最高位の勲章「宝冠大綬章」を授与され、午後にはローブ・デコルテに勲章、ティアラをお召しになった正装で、天皇皇后や上皇ご夫妻にあいさつされた。ティアラは紀宮さま(現・黒田清子さん)から借用され、今回は新調を見送られたという。

【写真】麗しい愛子さまのローブ・デコルテ姿…“金糸なし”ドレスの美しさ

 2005年秋に紀宮さまがご結婚によって皇籍を離れて以来、皇室の内親王は、愛子さま、眞子さま(当時)、佳子さまのお三方となりお小さい頃からの健やかなご成長ぶりを目にして、慶ぶ国民も多かった。そして10月26日には小室圭さんと眞子さんが結婚し、渡米。これまでのお歩みを写真とともに振り返る。

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堂々とした内親王としての気品

 ご成年にあたり、愛子さまは皇居・宮殿西車寄での取材に応じられ、一歩一歩、しっかりとした足取りでスッと報道陣の前に歩み出られた。「愛子さま、おめでとうございます」という声掛けには「ありがとうございます」と一礼してお答えになった。緊張したご様子ではにかむような笑顔を浮かべられながらも、堂々とした内親王の風格と気品を感じさせるお姿だった。

 愛子さまがお召しになったシルクのローブ・デコルテには、繊細な地模様があしらわれ、華やかというよりはシンプルで清廉な印象が残る美しいドレスだった。ティアラのご新調を控えられたように、コロナ禍での国民生活への影響などを考慮されたのかもしれない。

 愛子さまはご成年に当たってのご感想で、「これからは成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。そして、日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず、小さな喜びを大切にしながら自分を磨き、人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います」と今後の抱負を述べられた。

2021年、愛子さまのお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 学習院大学2年生の愛子さまは、日々お忙しくお過ごしになる中で、成年皇族として臨まれる主な行事に向けて打ち合わせや準備を進められてきたという。雅子さまがアドバイスをなさりながら、新調されたローブ・デコルテやローブ・モンタントについてもご一緒にご相談されたのではないだろうか。

愛子さまの“公務デビュー”は?

 愛子さまが成年皇族の“公務”として初めて臨まれる行事は、1月1日の「新年祝賀の儀」になる見通しだという。

 秋篠宮家の長女・眞子さん(30)は16歳、次女の佳子さま(26)は19歳で初めての単独公務をこなされている。佳子さまは全日本ろうあ連盟に就職された。

 佳子さまは、「結婚の時期については、遅過ぎずできれば良いと考えております。理想の男性像については、以前もお答えしていますが、一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております。相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、 今後も含めお答えするつもりはございません」とご自身のお考えを述べられている。(国際基督教大学ご卒業に際しての文書回答)

紀宮さまは「皇族としての務めをいっそう大切に」

 12月5日、愛子さまは1日がかりでご成年行事に臨まれ、一連の行事は上皇ご夫妻の長女・紀宮さま(現・黒田清子さん)が成年した際の行事を参考にしたという。夕方には秋篠宮や佳子さま、黒田清子さん夫妻といった皇族方やご親族、首相ら三権の長から祝賀を受けられた。

 紀宮さまは1989年4月18日で20歳を迎えられたが、昭和天皇の喪中だったため、お祝いの行事は控えられていた。翌年の3月12日に行われた祝賀について、紀宮さまは「皇族としての務めをいっそう大切にし、心をこめて両陛下をお助け申し上げて参りたいと思います」と感想を述べられた。

 天皇が愛子さまに勲章を授けられる際には、優しいまなざしで愛子さまを見つめられ、愛子さまは背筋を伸ばし凛とした所作で受け取られたという。

愛子さまからご両親への深い感謝

 愛子さまは前述のご感想で、「天皇皇后両陛下には、これまで愛情深く大切に育ててくださり、どのようなときも一番近くで支えてくださいました。また、上皇上皇后両陛下には、幼い頃より私を優しく包み込み、お導きくださいました。心より有り難く思っております」と深く感謝を述べられている。

 愛子さまの記者会見は、大学が春休みに入る来年3月中旬に行われる予定だという。

 公的な活動だけではなく、結婚や就職などに関しても、愛子さま、佳子さまのご活動や発信がこれからも注目を集めていくことだろう。

(「文藝春秋」編集部/文藝春秋)

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