「子供のゲーム課金」認める? 認めない? どっちが子供のためになるのか…

子供のお小遣い、使い道は本人にゆだねる…とはいえ、ときには「それって、どうなの?」と口を出したくなるような使い方をすることもあります。たとえば、ゲームの課金。最近、子供がゲームの課金にお小遣いを使っている…という話題を、チラホラ耳にするようになりました。

そして、「子供が課金すること」に対する親の意見も賛否両論。今回は「子供がゲームで課金すること」っていいこと? 悪いこと? 果たしてどちらなのか…考えてみたいと思います。

「課金したいから」の一言にがく然

小学6年生の男の子のママ、Aさんの最近の悩みは、子供のお小遣いの使い道。

「息子には毎月600円のお小遣いプラス“アルバイト”と称して、お手伝いをしたら都度50円なり100円なりを与えています。息子はそのお小遣いやアルバイト代を貯めてゲームを買ったり、好きなおもちゃやお菓子を買ったりしているんです」

最近、Aさんの息子はやたらとアルバイトをしたい、とせがむようになりました。何か欲しいものでもあるんだろう…と言われるがままに仕事を与え、アルバイト料を払っていたAさん。しかし、アルバイトの量がどんどん増えてきたので、さすがに不思議に思ったAさんはいったい何に使うのか聞いてみました。

「すると、息子が『ゲームで課金したいから』と言うんです」

ゲームに課金?とびっくりしたAさん、慌てて「そんな使い方をしてはいけません」と一言。しかし息子はなぜいけないのかがわからない、と反論。

「自分で頑張って貯めたお金なんだから、自由に使っていいはずだ、って不服そうに言われて。でも私は…

  • 課金は一度始めたらきりがないこと。強くなりたいから、とドンドンお金を使ってしまう危険があること

  • 目に見えないものにお金を使うと、使った気にならないから際限がなくなること

…を話して説得。一応納得はしたようです」

しかし、まさか息子がお小遣いで課金をしようとするなんて…と衝撃を受けたAさん。「きっとお友達の中には課金をして楽しんでいる子もいるんでしょうね。でも私は、『お金さえかければなんとかなる』という考え方が身につくのでは…という気がして、課金には反対です」

これからは「課金が当たり前」の時代に

続いてお話を聞いたのは、中学2年生の男の子のパパ、Dさんです。Dさんは、息子に「金額と回数」を制限したうえで課金OK、としています。

「自分も子供のころ、駄菓子屋やゲームセンターでゲームばっかりしてましたからね。それと同じなんだと思いますよ」

Dさんの息子は、お小遣いでプリペイドカードを購入。普段はDさんの妻がそのプリペイドカードを管理し、息子が「課金したい」と言ってきたときに、そのカードの金額の範囲内で、月に1回だけ課金を許しているそうです。

「友達がみんな課金しているのに、自分だけ課金していない…となると話にも入れなくなるでしょ? それもかわいそうだし」

それに何より、これからもっと「課金システム」は一般的になるはず、とDさんは話します。

「『課金はダメ』なんて言ってたら、隠れて課金し始めるかもしれないし、大人になったときに、際限なく課金してしまうかもしれない。今よりももっと簡単に課金ができるようになった時の“反動”って怖いと思いませんか?」

Dさんはこうも語ってくれました。

「子供に課金はダメ、って言っている親がLINEのスタンプはどんどん買ってる…ってそれじゃあ本末転倒でしょ。いまや課金が身近になっている社会なのに、自分の子供を課金から完全に切り離して生活させるなんて、まったく現実的ではないと思いますよ。それよりも、課金という仕組みの正しい使い方をしっかり教えるほうが大切なのではないでしょうか」

まとめ

「課金に反対」派のAさんと「課金には賛成」派のDさん、どちらの意見も「なるほどな」と思わせるものでした。

ひとつ注意したいのは、課金に反対するにしろ、賛成するにしろ、「その理由」を子供に明確に伝えることが大切だ、ということ。頭ごなしに「ダメ」と言っても、子供はただ不満に思うだけで、最悪の場合親に隠れて課金をしてしまう可能性もあります。

反対に、子供が望むままに課金するのを黙認してしまうと、それこそ際限がなくなってしまいます。

ゲームの課金に関する「我が家のルール」を子供が納得できるよう、きちんと提示しておくことが必要なのではないでしょうか。

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