最愛のペット死を通して知った、ペット葬儀を手掛ける人たちの真摯な姿勢【チンチライフ28話】

【マンガ記事】チンチライフ!

「チンチラ」というモフモフな生き物をご存知ですか?

猫でもうさぎでもない「チンチラ」は、近年日本でもペットとして人気のあるネズミの仲間です。

大明神さんをペット霊園に納めてもらうため、ペット供養をしてくれる葬儀屋さんを依頼した祭さん。(第27話 大明神のはなし⑥)火葬炉つきの車で大明神さんを引き取りに来てくれた業者さんは、これぞ『プロ』というような人で…。

チンチライフの第28話です。

第28話:大明神のはなし⑦

 

 

 

 

 

 

漫画家の祭さんは、大明神さんと、小明神さんという2匹のチンチラさんと一緒に暮らしていました。しかし、2匹のうちのお兄さん的存在だった大明神さんは、2016年の梅雨の少し前、天国へと旅立ってしまいました。

飼い主の務めとして、大明神さんを火葬しペット霊園に納骨することにした祭さん。ペット供養を行っている葬儀屋さんにお願いし、大明神さんの遺体を引き取りに来てもらいました。大明神さんの葬儀と法要は別の日にするつもりでしたが、出張火葬もやっている葬儀屋さんだったことと、たまたま他のお宅のペットの火葬と重なったということで、葬儀屋さんの乗ってきた車は火葬炉付き。祭さんは、まだ熱のこもる炉の横のスペースで、自分以外にもペットの死に打ちひしがれている人たちの存在を感じつつ、大明神さんの葬儀に必要な書類の記入を行いました。

書類の準備を終え、葬儀屋さんに手渡したところ、「少し早く来てしまったので、最後のお別れをなさいますか。」というありがたい申し出が。祭さんは葬儀屋さんにお礼を言って、最後にもう一度、大明神さんとのお別れをします。

「可愛い可愛い大明神。また出会ったら、次は幸せにするからね。」

葬儀屋さんは、祭さんが最後のお別れをしている間、少し離れた場所で待っていてくれました。お別れが済んだことを伝えると「それでは、あらためて、葬儀と法要の日取りを連絡しますので」と、神妙な面持ちのまま、祭さんにその後の段取りを説明し、葬儀屋さんは運転席に乗り込みました。

思い切り泣いたせいか、大明神さんを失った悲しい気持ちが和らぎかけていた祭さん。そのせいでしょうか。ふと、「この葬儀屋さん、全然表情を崩さないよな…。」ということがふと気になります。そんな祭さんをよそに、車に乗り込み、「それでは失礼いたします。」と、お悔やみモードの悲しげな表情を浮かべたまま、立ち去ろうとする葬儀屋さん。

祭さんの横を、大明神さんを乗せた火葬車が、ゆっくりと通り過ぎていきます…。が、そこで祭さんは、火葬車のバックドアが開いたままであることに気が付きます。「炉が丸見えじゃん!あぶない、ストップ!ストップ!」大慌てて葬儀屋さんに合図を送る祭さん。火葬車はすぐさま止まり、葬儀屋さんが降りてきます。

先ほどまでの涙はどこへやら、慌てふためく祭さんに対し、葬儀屋さんは思いのほか冷静沈着。先ほどと同様、悲しげな表情を保ちつつも、さっと車から降り、てきぱきとバックドアを閉め、最後に静かに一礼をしてから、何事もなかったかのように、大明神さんを乗せて去っていきました。

「あの人は、プロだ…。」思わずつぶやく祭さん。愛するペットの死に、これだけ真摯に向き合ってくれる業者の存在に頼もしさを感じつつも、「あの人、一体なにをしたら表情が崩れるんだろう?」という点が、ちょっとだけ気になってしまう祭さんなのでした…。

チンチライフ、次回もどうぞお楽しみに。

【マンガ記事】チンチライフ!

チンチラの大明神と小明神、そして漫画家の祭さんの3人(?)が織りなす、ドタバタな毎日。チンチラって何?という方から、チンチラの飼い主さんまで、初めて情報からディープなチンチラ情報まで、楽しくお伝えしていきます。

つづきを読む

これまでのお話

ジャンルで探す